2022年&23年大会準優勝者ルードが壮絶な消耗戦の末に辛くも初戦をクリア [フレンチ・オープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月24日~6月7日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第15シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が予選勝者のロマン・サフィウリン(ロシア)を6-2 7-6(5) 5-7 0-6 6-2で退けた。

 第3セット5-2まではルードが主導権を握っていたが、5つのマッチポイント(5-2の15-40、5-3の40-0)を逃したところで状況が一変した。

 熱中症の症状で苦しみ満足なプレーができなくなったルードは2セットオールに追いつかれたが、サフィウリンも第4セット5-0のチェンジエンドでメディカルタイムアウトを取って左脚の治療を受けるなどお互いにフィジカル的にダメージを負っていた。

 第4セット終了後に2人ともトイレ休憩を取り、約15分後に戻ると動きがよくなったルードが第5セットで相手のサービスゲームを2度破って3時間56分で辛勝した。

 同大会に10年連続出場となる27歳のルードは、2022年と23年の準優勝がこれまでの最高成績。前哨戦のマドリッドでマスターズ初制覇を果たして第7シードで臨んだ昨年は初戦を突破したが、膝の痛みに苦しみ2回戦でヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)に6-2 4-6 1-6 0-6で敗れていた。

 クレーコートの前哨戦4大会でプレーしたルードは今月のローマ(ATP1000)で決勝に進出するなど13勝4敗の好成績を残したが、前週のジュネーブ(ATP250)で準決勝まで勝ち進んだため疲労の蓄積が懸念されている。

 何とか生き延びたルードは次のラウンドで、前日にヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-3 6-4 6-7(1) 6-4で破って勝ち上がったハマド・メジェドビッチ(セルビア)と対戦する。

 そのほかの試合では第10シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)、第11シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第24シードのトミー・ポール(アメリカ)、第25シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、ウー・イービン(中国)、フベルト・フルカチュ(ポーランド)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユーゴ・ガストン(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 今季を最後に引退する意向を表明している39歳のガエル・モンフィス(フランス)はガストンに2-6 3-6 6-3 6-2 0-6で敗れ、母国のグランドスラム大会に別れを告げた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会2日目◎5月25日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○22フベルト・フルカチュ(ポーランド)6-3 6-3 2-6 6-3 ●21ジャウメ・ムナール(スペイン)

○49フラビオ・コボッリ(イタリア)[10] 6-4 7-6(4) 6-3 ●50アンドレア・ペレグリーノ(イタリア)[Q]

○51ウー・イービン(中国)7-5 6-2 6-4 ●52マルコス・ギロン(アメリカ)

○57フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)[25] 6-3 6-4 6-7(7) 6-4 ●58ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)

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○59ユーゴ・ガストン(フランス)[WC] 6-2 6-3 3-6 2-6 6-0 ●60ガエル・モンフィス(フランス)[WC]

○80アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[11] 6-3 6-7(6) 6-3 7-5 ●79イグナシオ・ブーゼ(ペルー)

○81キャスパー・ルード(ノルウェー)[15] 6-2 7-6(5) 5-7 0-6 6-2 ●82ロマン・サフィウリン(ロシア)[Q]

○88トミー・ポール(アメリカ)[24] 4-6 6-3 7-5 6-4 ●87リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)

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写真◎Getty Images

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