何とか4セットで勝利を決めたコボッリがキャリア2度目のグランドスラム8強入り「本当に肝を冷やした」 [フレンチ・オープン]

写真はキャリア2度目のグランドスラム8強入りを決めたフラビオ・コボッリ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月24日~6月7日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第10シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)がザカリー・スバイダ(アメリカ)を6-2 6-3 6-7(3) 7-6(5)で振りきりベスト8進出を果たした。

 グランドスラム本戦でプレーするのが11回目となるコボッリが同ラウンドでプレーしたのは昨年のウインブルドン以来でキャリア2度目だったが、2連勝を飾った。

 相手のサービスゲームを2度ずつ破って2セットを連取したコボッリはタイブレークの末に第3セットを落としたが、第3セットで5-1から追いつかれながらもふたたびも取れ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして3時間19分で何とか試合を締めくくった。

「今日わかったのは、試合は完全に終わるまで何が起こるかわからないということだ。本当に肝を冷やしたよ」とコボッリは試合後のオンコートインタビューで語った。

「うれしいけど、まだ緊張している。少し落ち着かないといけないと思う」

 少し落ち着いてから記者会見に臨んだコボッリは「ロラン・ギャロスで初めて準々決勝に進出できてうれしい。大きな意味がある」と喜びを語り、「試合を締めくくるときに少し緊張してしまった。この大会は僕にとって凄く重要だからね。特に今日みたいにリードしている状況で試合を締めくくるのは簡単ではない。テニスとはそういうものだ」と胸の内を明かした。

「試合が決まりそうになるとどうしても考えてしまうんだ。それが僕の悪いところでもある。あまり考えずにプレーしているときに最高のテニスができるんだけど、特に緊張しているときは考えてしまってテニスが変わってしまう。それにフィリップ・シャトリエ・コートは誰にとっても簡単な場所じゃないからね…」

 コボッリは次のラウンドで、アレハンドロ・タビロ(チリ)を6-3 7-5 6-1で破って勝ち上がった第4シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

 この日行われたそのほかの男子シングルスではマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)とマッテオ・アルナルディ(イタリア)が勝ち上がり、イタリア人対決の準々決勝が実現した。

 ベレッティーニがフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)を6-3 7-6(2) 7-6(6)で退け、アルナルディは第19シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)に7-6(5) 6-7(5) 3-6 7-6(3) 6-4で競り勝った。

 優勝候補の筆頭だった第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が2回戦でセルンドロ弟に敗れたほか世界ランク11位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が左太腿を痛めて欠場したため男子イタリア勢はトップ2が不在となっているが、3番手のコボッリに加えてトップ100圏外からベレッティーニとアルナルディも8強入りして層の厚さを見せつけている。

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写真◎Getty Images

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