イタリア人対決の準決勝はアルナルディの棄権で実現せず、不戦勝のコボッリはトップ10デビューが確定「今は悲しくもあり、うれしくもある」 [フレンチ・オープン]

写真は男子シングルス準決勝第2試合が不戦勝になったことを発表する記者会見でのフラビオ・コボッリ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月24日~6月7日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で第10シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)が自国の1年先輩であるマッテオ・アルナルディ(イタリア)が対決する予定だったが、体調を崩したアルナルディが棄権を発表したためコボッリの不戦勝が決まった。

 アルナルディはベスト4に進出する過程で2つのフルセットマッチを含む20セットを戦っており、グランドスラム史上最長となる19時間42分をコートで過ごしていた。

 アルナルディはコボッリと一緒に臨んだ記者会見で「本当に辛い。何時間もコートで過ごしていい大会を送っていたし、調子も本当によかったんだ。初のグランドスラム準決勝を棄権しなければならないなんて誰も臨むことじゃない…」と悔しさを滲ませ、「できる限り準備を整えてコートに立てるか試そうとしたけど、立ち上がるたびに眩暈がして最高の状態じゃないと感じた。棄権するのが正しい半だったと思う」と説明した。

「動けないし食べられない。飲むこともできない…。プレーできる見込みはまったくなかった」

 ふたりはツアーレベルで過去2戦して1勝1敗と星を分け合っており、全仏では昨年の2回戦でプレーしてコボッリが6-3 6-3 6-7(6) 6-1で勝っていた。

 昨年のリマッチが実現することなく決勝進出が決まったコボッリは、「1時間ほど前に彼(アルナルディ)が伝えにきたとき、僕は泣きそうになった。こんなことになるとは思ってもいなかった。試合に向けて準備は万端だった。聞いたときは本当に悲しくなったよ」と明かした。

「でも同時に今大会での結果にはもちろん満足している。父も来てくれてチームと一緒に(準決勝の第1試合が終わった時点で確定した)トップ10入りを祝って抱き合った。今は悲しくもあり、うれしくもある気持ちだ」

 コボッリはキャリア最大の決勝で、第26シードのヤクブ・メンシク(チェコ)を7-5 6-2 3-6 6-3で破って勝ち上がった第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 ふたりは過去4戦して昨年の全仏3回戦(ズベレフが6-2 7-6(4) 6-1で勝利)を含めてズベレフが3勝1敗とリードしているが、今季はクレーコートで1勝1敗(ミュンヘン準決勝:コボッリが6-3 6-3で勝利、マドリッド準々決勝:ズベレフが6-1 6-4で勝利)と星を分け合っている。

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写真◎Getty Images

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