元世界3位チチパスがシードダウンを演じて初のベスト16進出「古代ギリシャの哲学を実践しようとしている」 [USオープン]

写真はシードダウンを演じて初のベスト16進出を決めたステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、世界ランク3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が第18シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を2-6 6-1 7-6(3) 6-1で退け初のベスト16進出を決めた。

 一方的な展開でセットを分け合ったあと第2セット以降に安定したサービスゲームを展開したチチパスがカギとなった第3セットのタイブレークを制し、第4セット1-1から最後の5ゲームを連取して2時間33分で試合を締めくくった。

 四大大会で2021年フレンチ・オープンと23年オーストラリアン・オープンで決勝に進出した実績を持つチチパスは現時点で全米がもっとも勝率が低く、過去7度の本戦で2020年と21年に3回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。

「戦場に出る前に最悪の事態を想定しておくという古代ギリシャの哲学を実践しようとしている」とチチパスは今大会に臨む心構えについて話した。

「本当に悪い状況になる可能性があることをある程度受け入れている。常に理想的な展開になるとは限らないからね。そういうマインドセットで試合に臨めば普段と違う視点で自分のプレーを見ることができるんだ」

 慢性的な背中のケガに悩まされて世界ランクを80位台まで落としていたチチパスは長年コーチを務めてきた父であるアポストロス氏とのパートナーシップを解消してウインブルドン前の6月末からパトリック・ムラトグルー氏とアカデミーのコーチにサポートを受けており、今大会にはムラトグルー氏も現地入りしてチチパスを支えている。

 シードダウンを演じたチチパスは次のラウンドで、デニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(3) 6-7(5) 6-3 6-4で破って勝ち上がった第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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