4月以来の復帰大会でタイトル防衛を目指したアルカラスの挑戦はシェルトンに対する準々決勝で終了「悔やむつもりはない」 [USオープン]

写真は準々決勝敗退に終わってコートをあとにするカルロス・アルカラス(スペイン))(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)が2年連続3度目の優勝を目指していた第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)に6-7(5) 6-1 6-3 1-6 7-6(10-7)で競り勝った。

 グランドスラム大会でプレーするのが17回目となるシェルトンが同ラウンドで勝ち星を挙げたのは、昨年のオーストラリアン・オープン以来でキャリア3度目(3敗)となる。

 セットカウント1-2と追い込まれたアルカラスはどうにか悪い流れを食い止めて第4セットを奪取したが、シェルトンがお互いにピンチを凌ぎ合って突入した第5セットの10ポイントタイブレークで迎えた最初のマッチポイントを7本目のサービスエースでものにして4時間28分に渡る深夜の死闘に終止符を打った。

 ウインブルドンで初戦敗退に終わったシェルトンはハードコートの前哨戦3大会でプレーし、ATPマスターズ1000大会のモントリオールで2連覇を達成するなど8勝2敗の戦績を残した。

 ふたりはこれが4度目(レーバー・カップを含む)の対決だったが、3連敗中だったシェルトンがUSオープン準々決勝の大舞台で初勝利をもぎ取った。屋外ハードコートは2023年8月にトロントの3回戦で顔を合わせ、アルカラスが6-3 7-6(3)で勝っていた。

「正に死闘だった。フィジカル的にも非常にタフで、歴史に残るような名勝負だったよ」とシェルトンは試合後の記者会見で語った。

「カルロスは23歳にしてテニス界における偉大なチャンピオンのひとりだ。彼と対戦するのはいつも楽しい。彼がときどき繰り出すプレーには度肝を抜かれる。間違いなく僕のキャリアで最高に楽しい試合だったよ」

 シェルトンは3年ぶりの準決勝で、自国の後輩であるアレックス・ミケルセン(アメリカ)との地元勢対決を5-7 3-6 7-5 6-3 7-6(10-6)で制して勝ち上がった第11シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

 4月のバルセロナで右手首を負傷して以来戦線を離脱していた23歳のアルカラスはフレンチ・オープンとウインブルドンを欠場しており、ハードコートの前哨戦ではプレーせず今大会で復帰していた。

 今シーズンのアルカラスは1月にオーストラリアン・オープンで初の栄冠に輝き同種目の史上最年少(22歳と272日)で『生涯グランドスラム(キャリアを通して四大大会全制覇)』を達成し、2月のドーハでも初優勝を飾るなど22勝3敗の戦績で今大会を迎えていた。

「本当に紙一重だった。本当にあと少しだった。だから最終的に勝てなかったことを悔やむつもりはない」とアルカラスは前向きに受け止めた。

「自分自身と自分の戦いぶりを誇りに思っている。体調は問題ないし、笑顔でコートを去ることができる。今の僕にとって大切なのはそのことなんだ」

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写真◎Getty Images

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