ガウフに逆転勝利のルバキナがサバレンカに対する新旧世界ナンバーワンの頂上決戦へ「とにかく楽しもうと思っている」 [USオープン]

写真は2試合連続の逆転勝利でキャリア3度目のグランドスラム決勝進出を決めたエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が2023年大会チャンピオンで第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)に3-6 6-4 6-4で逆転勝利をおさめた。

 グランドスラム本戦でプレーするのが29回目となるルバキナが同ラウンドで勝ち星を挙げたのは2度目のグランドスラム制覇を果たした1月のオーストラリアン・オープン以来でキャリア3度目(1敗)となるが、全米では昨年の大会で4回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。

 2-3から初のサービスダウンを喫して第1セットを落としたルバキナは4-1から4-4に追いつかれたあと2ゲームを連取して第2セットを取り返し、第3セット5-3からブレークバックを許した直後のレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間9分で競り勝った。

「第3セットはかなり接戦だった。彼女(ガウフ)のサービスゲームでは少し運がよかったと感じている。深いリターンが2回返り、彼女のミスがひとつあってあっという間に自分に流れがきた。皆さんがココに勝って欲しかったのはよくわかっているけど、本当に凄いバトルだったと思う」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

「いくつかの場面で運が私に味方してくれた。最後はとにかく集中力を維持してアグレッシブにプレーし続けようと心掛け、何とか勝つことができた」

 ふたりは過去いずれもトロントで2戦(2022年2回戦:ガウフが6-4 6-7(8) 7-6(3)で勝利、2026年準決勝:ルバキナが5-7 6-2 6-2で勝利)して星を分け合っていたが、ルバキナが2勝1敗と勝ち越した。

 22歳のガウフは前哨戦のシンシナティで昨年10月以来のツアー12勝目を挙げていたが、連勝は「11」でストップした。

「彼女(ルバキナ)は本当に素晴らしいプレーをしたし、いい試合だったと思う。(第2セットと第3セットで)私がセット終盤のサービスゲームをキープしきれなかったことが響いてしまった…」とガウフは試合後の記者会見で試合を振り返った。

「何が起こったのか確認する必要があるけど、彼女はどのポイントでも集中してサービスゲームとリターンゲームで大きなプレッシャーをかけてきた。今夜は彼女のほうが厳しい状況にうまく対処できていたと感じている」

 女子は上位4人が大会後に世界ランク1位の座に就く可能性を持っていたが、ルバキナはベスト4に進出した時点でWTAランキング史上30人目の世界ナンバーワンになることが確定していた。

 トロントで決勝に進出したルバキナはハードコートの前哨戦2大会で8勝2敗の戦績をおさめたが、イガ・シフィオンテク(ポーランド)に対するシンシナティの準決勝は左足首のケガで途中棄権(シフィオンテクから4-1)を強いられていた。

 ルバキナはキャリア3度目のグランドスラム決勝で、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を7-5 6-2で破って勝ち上がった大会3連覇を目指す第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 ふたりは過去17戦してサバレンカが10勝7敗とリードしているが、1月に実現した全豪決勝での対決ではルバキナが6-4 4-6 6-4で勝っている。

「彼女(サバレンカ)は信じられないような選手で、今日も素晴らしいプレーをしていた。決勝では間違いなくレベルを上げる必要がある。今日よりもっといいサービスを打ち、アグレッシブに攻めていかなければならない」とルバキナは次戦を見据えた。

「とにかく楽しもうと思っている。ここでプレーできるかさえ不安だったことを考えれば、今大会では最大限の力を発揮したと感じている。だからこそ決勝の舞台を満喫したい」

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写真◎Getty Images

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