大坂なおみが膝の故障により準々決勝を途中棄権、USオープンに暗雲 [ウェスタン&サザン・オープン]
WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~18日/賞金総額294万4486ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝。
大坂なおみ(日清食品)は膝に、これまで経験したものとはまったく違う奇妙な感覚を覚えたという。USオープン女王はタイトル防衛に挑むことのできる体調で大会を迎えることができるか、訝りながらコートをあとにすることになった。
自分の膝に何が起きたかわからないまま、第2シードの大坂は試合を途中棄権した。彼女はMRI検査を受けることを予定している。
世界ランク1位の大坂は今のところ、ニューヨークで終盤まで勝ち上がるチャンスがあるかを懸念している。
「私は昨年、USオープンで優勝した。今年の私は、ただ何とかUSオープンでプレーしようと努めている」と大坂は不安を口にした。
彼女を襲った問題は、どこからともなくやってきた。それは大坂が第2セットを取り、ソフィア・ケニン(アメリカ)とセットを分け合った直後のことだ。彼女は第3セットの出だしにサービスを打っているときに、膝に異常な何かを感じたという。
メディカル・タイムアウトを取って膝にテーピングを施したあと、彼女はリタイアする前に数ポイントをプレーした。
「何が起きたのか、まったくわからないわ」と大坂は振り返った。
そのおかげでケニンは、2週連続で準決勝進出を決めた。トロントで準決勝に至る過程で彼女は当時世界1位だったアシュリー・バーティ(オーストラリア)を倒し、その番狂わせがあったことで大坂は世界1位に再浮上することができたのである。
ケニンは準決勝で、第16シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは39歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-2 6-3で下し、同大会で初となる4強入りを決めた。
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