フェルナンデス/国枝慎吾は連覇ならず、ヒュウェット/リードが今季のグランドスラム全制覇 [フレンチ・オープン車いすの部]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の男子ダブルス決勝で、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(ユニクロ)は第2シードのアルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(ともにイギリス)に6-7(4) 6-1 [3-10]で敗れ、大会連覇はならなかった。試合時間は1時間53分。
ヒュウェット/リードがグランドスラムでタイトルを獲得したのは昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)から4大会連続で通算9度目となり、今季開催された3大会全制覇を達成した。
国枝とフェルナンデスのコンビは、今回が13回目のグランドスラム出場。昨年のロラン・ギャロスでは決勝でステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)を2-6 6-2 [10-8]で倒し、同ペアでの初優勝を飾っていた。
今大会でのフェルナンデス/国枝は、前年の決勝カードとなった初戦で第1シードのウッデ/パイファーを3-6 6-3 [12-10]で破って勝ち上がっていた。
前日に行われたシングルス準決勝で2連覇を目指していた第2シードのフェルナンデスを7-6(5) 7-5で退けたヒュウェットは、単複2冠をかけてヨアキム・ジェラード(ベルギー)と対戦することになっている。
シングルスに第1シードで出場していた国枝は、前日に行われた準決勝でジェラードに5-7 6-2 4-6で敗れていた。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会は、男子シングルスでフェルナンデスが3年ぶり2度目、女子シングルスはディーダ・デ グロート(オランダ)が初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が2連覇を達成した。(テニスマガジン)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
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