WTAツアー公式戦の「ロジャーズ・カップ」（カナダ・トロント／8月5～11日／賞金総額283万ドル／ハードコート）に、日本の大坂なおみ（日清食品）が出場する。
　
　世界ランク2位（7月29日付）の大坂は第2シードとなり、初戦となる2回戦の対戦相手はサンノゼ（WTAプレミア／ハードコート）でツアー初優勝を飾ったばかりのジェン・サイサイ（中国）と予選を勝ち上がったタチアナ・マリア（ドイツ）の勝者となる。

　今大会に4年連続出場となる大坂は、初めて予選を突破した2017年の3回戦進出がこれまでの最高成績。昨年は1回戦で、カルラ・スアレス ナバロ（スペイン）に6-7(2) 2-6で敗れていた。

　2018年シーズンの大坂は、3月にインディアンウェルズ（WTAプレミア・マンダトリー／ハードコート）でツアー初優勝を果たし、9月にはUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）で日本テニス史上初めてシングルスでグランドスラムのタイトルを獲得。今年1月にはオーストラリアン・オープン（オーストラリア・メルボルン／ハードコート）でグランドスラム2大会連続制覇の偉業を達成し、世界ナンバーワンの座に就いた。

2019年海外ツアー日本人選手：大坂なおみ｜PHOTOアルバム

　そのほかの日本勢は、シングルスで予選を突破した土居美咲（ミキハウス）が本戦入りし、ダブルスには3組がエントリー。青山修子（近藤乳業）がケイトリン・クリスチャン（アメリカ）と、加藤未唯（ザイマックス）がサブリナ・サンタマリア（アメリカ）、二宮真琴（橋本総業ホールディングス）は穂積絵莉（日本住宅ローン）のコンビで出場する。

　ロジャーズ・カップはWTAツアーで年間5大会開催されるプレミア5のカテゴリーの第3戦目。プレミア・マンダトリーに次ぐ格付けの大会で、シングルス56ドロー、ダブルス28ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

女子ダブルス1回戦組み合わせ｜日本人選手

22青山修子／ケイトリン・クリスチャン（近藤乳業／アメリカ）vs 21アレクサ・グラーチ／エイジア・ムハメッド（チリ／アメリカ）

29加藤未唯／サブリナ・サンタマリア（ザイマックス／アメリカ）vs 30フランソワーズ・アバンダ／カーソン・ブランスティン（カナダ）[WC]

11穂積絵莉／二宮真琴（日本住宅ローン／橋本総業ホールディングス）vs 12アナスタシア・ポタポワ／ガリーナ・ボスコボエワ（ロシア／カザフスタン）

予選結果｜日本人選手

予選決勝

○28土居美咲（日本／ミキハウス）[17] 7-6(1) 7-5 ●25ミハエラ・ブザネスク（ルーマニア）[7]

●46日比野菜緒（日本／ブラス）2-6 1-6 ○48タチアナ・マリア（ドイツ）[13]

予選1回戦

○28土居美咲（日本／ミキハウス）[17] 6-1 6-2 ●27ダリヤ・ユラク（クロアチア）

○46日比野菜緒（日本／ブラス）6-4 7-6(3) ●45マグダ・リネッテ（ポーランド）[12]

●35桑田寛子（日本／島津製作所）6-3 4-6 2-6 ○36ヘザー・ワトソン（イギリス）[21]

上位出場選手シード順位｜シングルス

アシュリー・バーティ（オーストラリア）[1]
大坂なおみ（日本／日清食品）[2]
カロリーナ・プリスコバ（チェコ）[3]
シモナ・ハレプ（ルーマニア）[4]
キキ・バーテンズ（オランダ）[5]
エリナ・スビトリーナ（ウクライナ）[6]
スローン・スティーブンス（アメリカ）[7]
セレナ・ウイリアムズ（アメリカ）[8]

※写真はドジャー・スタジアムでMLBのロサンゼルス・ドジャース対ロサンゼルス・エンゼルスの始球式に登場した大坂なおみ（日清食品）
LOS ANGELES, CALIFORNIA - JULY 24: Naomi Osaka of Japan smiles after throwing out a ceremonial first pitch before the game between the Los Angeles Angels and the Los Angeles Dodgers at Dodger Stadium on July 24, 2019 in Los Angeles, California. (Photo by Harry How/Getty Images)