国枝慎吾がオルソンの3連覇を阻み、初の決勝進出 [ウインブルドン・車いすの部]

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の車いすの部の男子シングルス準決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)が大会3連覇を目指していたステファン・オルソン(スウェーデン)を4-6 6-2 6-3で倒し、初の決勝進出を果たした。試合時間は1時間48分。

 ウインブルドンに3年連続11回目の出場となる国枝は、過去にダブルスで3度(2006年、13年~14年)タイトルを獲得。昨年は1回戦で、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に4-6 6-3 5-7で敗れていた。今大会の1回戦では、ゴードン・リード(イギリス)を6-1 6-1で破って勝ち上がっていた。

 この結果で国枝は、オルソンとの対戦成績を33勝3敗とした。連覇を狙った今年1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)では準決勝で対戦し、オルソンが6-4 3-6 6-3で勝っていた。

 国枝は決勝で、第2シードのフェルナンデスと対戦する。フェルナンデスは準決勝で、ステファン・ウッデ(フランス)を6-0 6-4で下しての勝ち上がり。

 フェルナンデスとのペアでダブルスにも出場している国枝は、第2シードのヨアキム・ジェラード(ベルギー)/オルソンとの初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、オルソンとディーダ・デ グロート(オランダ)がシングルスでタイトル防衛に成功。ダブルスではアルフィー・ヒュウェット(イギリス)/リードが3連覇、上地結衣(三井住友銀行)はデ グロートと組んで5連覇を達成した。

※写真は国枝慎吾(ユニクロ)
撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA

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