ITF（国際テニス連盟）の男子ツアー下部大会「M25銀川」（ITFワールドテニスツアーM25／中国・銀川／6月24～30日／賞金総額2.5万ドル／ハードコート）のシングルス決勝で、第3シードの清水悠太（三菱電機）が第1シードのバイ・ヤン（中国）の途中棄権で優勝を決めた。

　第1セットを4-6で清水が落としたあと、第2セット3-3となった時点でバイがリタイアした。試合時間は1時間21分。

　20歳の清水がITFツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは、今季初優勝を飾った3週間前の金泉（M15／ハードコート）に続いて通算5度目となる。

　今大会での清水は、1回戦で予選勝者のギャレット・ジョーンズ（アメリカ）を4-6 6-4 7-5で、2回戦で予選勝者のルーカス・クライナー（オーストリア）を6-1 6-2で、準々決勝で第6シードの野口莉央（明治安田生命）を6-3 6-1で、準決勝では第8シードのフア・ルンハオ（中国）を6-3 6-2で破って決勝進出を決めていた。

　羽澤慎治（慶應義塾大学）とのペアで第3シードとして出場していたダブルスでも決勝に進出した清水は、第1シードのサンチャイ・ラティワタナ／ソンチャット・ラティワタナ（ともにタイ）に6-7(6) 3-6で敗れて単複2冠はならなかった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、IRはITFランキング上位枠、Ret.は途中棄権

上位の試合結果

シングルス決勝

○24清水悠太（三菱電機）[3] 4-6 3-3 Ret. ●1バイ・ヤン（中国）[1]

シングルス準決勝

○1バイ・ヤン（中国）[1] 6-1 7-5 ●10仁木拓人（三菱電機）

○24清水悠太（三菱電機）[3] 6-3 6-2 ●25フア・ルンハオ（中国）[8]

シングルス準々決勝

○1バイ・ヤン（中国）[1] 6-4 7-5 ●8スン・ファジン（中国）[5]

○10仁木拓人（三菱電機）6-2 6-4 ●14ガオ・シン（中国）

○24清水悠太（三菱電機）[3] 6-3 6-1 ●17野口莉央（明治安田生命）[6]

○25フア・ルンハオ（中国）[8] 6-7(2) 7-5 6-3 ●30ルカ・カステルヌオーヴォ（スイス）[IR]

ダブルス決勝

○1サンチャイ・ラティワタナ／ソンチャット・ラティワタナ（タイ）[1] 7-6(6) 6-3 ●12羽澤慎治／清水悠太（慶應義塾大学／三菱電機）[3]

ダブルス準決勝

○1サンチャイ・ラティワタナ／ソンチャット・ラティワタナ（タイ）[1] 6-4 1-6 [10-7] ●8スン・ファジン／ワン・ルイシュアン（中国）

○12羽澤慎治／清水悠太（慶應義塾大学／三菱電機）[3] 6-4 6-3 ●16ガオ・シン／フア・ルンハオ（中国）[2]

※写真は昨年の全日本選手権での清水悠太（三菱電機）
撮影◎宮原和也 / KAZUYA MIYAHARA