ITF（国際テニス連盟）の男子ツアー下部大会「ソニー男子2.5万ドル大会 in 香港 Week1」（ITFワールドテニスツアーM25／中国・香港／6月3～9日／賞金総額2.5万ドル／ハードコート）のシングルス決勝で、ノーシードから勝ち上がってきた今井慎太郎（イカイ）が第6シードの関口周一（Team REC）を6-2 6-1で下し、優勝を果たした。試合時間は1時間21分。

　25歳の今井がITFツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは、3月の筑波（ITF1.5万ドル／ハードコート）以来で通算8度目となる。

　今大会での今井は、1回戦でワイルドカード（主催者推薦枠）のチャク ラム コールマン・ウォン（香港）を6-1 6-1で、2回戦でスー・ユーシャオ（台湾）を6-2 6-3で、準々決勝で第7シードの清水悠太（三菱電機）を5-7 7-5 6-3で、準決勝では第1シードのバイ・ヤン（中国）を7-6(5) 6-3で破って決勝進出を決めていた。

　清水とのぺでダブルスにも出場した今井は第2シードから勝ち上がり、決勝で第3シードのブレイク・エリス（オーストラリア）／ナム ホァン・ライ（ベトナム）を6-4 6-4で倒して単複2冠を達成した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

上位の試合結果

シングルス決勝

○12今井慎太郎（イカイ）6-2 6-1 ●25関口周一（Team REC）[6]

シングルス準決勝

○12今井慎太郎（イカイ）7-6(5) 6-3 ●1バイ・ヤン（中国）[1]

○25関口周一（Team REC）[6] 6-3 7-6(3) ●22望月勇希（中央大学）

シングルス準々決勝

○1バイ・ヤン（中国）[1] 6-7(4) 6-1 7-5 ●7アグスティン・ベロッティ（アルゼンチン）

○12今井慎太郎（イカイ）5-7 7-5 6-3 ●16清水悠太（三菱電機）[7]

○22望月勇希（中央大学）6-4 6-3 ●17ツェン・チュンシン（台湾）[5]

○25関口周一（Team REC）[6] 6-3 6-3 ●32高橋悠介（三菱電機）[2]

ダブルス決勝

○16今井慎太郎／清水悠太（イカイ／三菱電機）[2] 6-4 6-4 ●5ブレイク・エリス／ナム ホァン・ライ（オーストラリア／ベトナム）[3]

ダブルス準決勝

○5ブレイク・エリス／ナム ホァン・ライ（オーストラリア／ベトナム）[3] 7-6(5) 6-3 ●1ガオ・シン／スー・ユーシャオ（中国／台湾）[1]

○16今井慎太郎／清水悠太（イカイ／三菱電機）[2] 6-0 6-3 ●11ボリス・ブートリヤ／ウイリアム・グリフィス（セルビア／アメリカ）

※写真は昨年の全日本選手権での今井慎太郎（イカイ）
撮影◎宮原和也 / KAZUYA MIYAHARA