錦織がジェレとの死闘を最終セット8-6で制してベスト16進出 [フレンチ・オープン]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第7シードの錦織圭(日清食品)が第31シードのラスロ・ジェレ(セルビア)との死闘を6-4 6-7(6) 6-3 4-6 8-6で制し、ベスト16進出を決めた。試合時間は4時間26分。

 全仏に7年連続9度目の出場となる錦織は、2014年と17年のベスト8がこれまでの最高成績。昨年は4回戦で、ドミニク・ティーム(オーストリア)に2-6 0-6 7-5 4-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。23歳のジェレは今年2月にリオデジャネイロ(ATP500/クレーコート)でATPツアー初タイトルを獲得し、4月末には世界ランク自己最高29位をマークした。

 今大会での錦織は、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカンタン・アリス(フランス)を6-2 6-3 6-4で、2回戦ではジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を4-6 6-4 6-4 6-4で破って勝ち上がっていた。

 今シーズンの錦織は、開幕戦のブリスベン(ATP250/ハードコート)で約3年ぶりにタイトルを獲得してツアー決勝での連敗を「9」でストップし、オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)では3年ぶり4度目の8強入りを果たした。

 錦織は4回戦で、ブノワ・ペール(フランス)と対戦する。ペールは3回戦でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦したが、6-2 4-6 7-6(1)とリードした時点でカレーニョ ブスタがリタイアしたため勝ち上がった。

※写真は錦織圭(日清食品)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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