アンディ・マレーがチャールズ皇太子からナイトの称号を受勲

ウインブルドンで2度優勝を遂げたアンディ・マレー(イギリス)が木曜日、イギリスの女王エリザベス2世から栄誉を授かった2年余りあとに、チャールズ皇太子からナイトの称号を受け取った。

 テニスとチャリティへの奉仕を認められたマレーは、バッキンガム宮殿のセレモニーでプリンス・オブ・ウェールズ (=チャールズ皇太子)から称号を授与された。

 このナイトの称号は、彼がウインブルドンで2度目のタイトルを勝ち獲ったあと、女王による2016年の新年の名誉リストの中で発表された。その年のマレーはオリンピックの男子シングルスで2大会連続の金メダルを獲得し、シーズンを世界ランク1位で終えた。

 受賞者はその栄誉を実際にいつ受け取るかを選ぶことが許されており、授与が遅れたのは過密なスケジュールと、彼のキャリアを脅かす腰の故障が勲章授与式に影響を及ぼすことが憂慮されたためだった。

 マレーは1月のオーストラリアン・オープンでの記者会見で涙にくれながら、腰の関節の痛みのために未確定ながら今年のウインブルドン後に引退する予定であることを発表していた。

 水曜日に32歳となったマレーはその後、腰に金属の人工関節を入れる手術を受けており、今年のウインブルドンでプレーできるか否かはいまだはっきりしていない。

 木曜日の授与式のあとにマレーは声明文を発し、「僕はナイトの称号を受け取ったことを非常に誇りに思う。妻、両親も参席し、家族とともに時間を過ごした素敵な1日だった。子供たちも連れて来たかったのだが、彼らはまだ幼い。だから家に帰ってからメダルを見せることにするよ」とコメントした。

 妻のキムとマレーの間には、3歳のソフィア オリビアと18ヵ月のエディがいる。

 スコットランド人であるマレーは2013年にウインブルドンで最初のタイトルを獲得し、このグラスコートのグランドスラム大会における77年のイギリス人男子シングルス優勝者の不在に終止符を打っていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープン開幕前にノーマン・ブルックス・チャレンジカップとともにポーズをとるアンディ・マレー(イギリス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 06: Andy Murray of Great Britian poses with the Norman Brookes Challenge Cup ahead of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 06, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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