大坂なおみ、ハレプ、スティーブンスらが初戦に勝利 [マイアミ・オープン]
WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードの大坂なおみ(日清食品)が予選勝者のヤニナ・ウイックマイヤー(ベルギー)を6-0 6-7(3) 6-1で倒し、新会場での彼女にとっての初戦を勝利で飾った。
大坂は14本のサービスエースを記録し、第2セットのお粗末だった時間帯を克服した。彼女はフラストレーションからラケットを投げさえしたが、第2セットを落としたあとにすぐに態勢を立て直し、『第1セットを取った場合には必ず試合に勝つ』ジンクスは、これで63試合連続となった。
「途中、ちょっぴり調子の低下があった」と大坂は振り返った。
「第2セットでは、感情的に私にとって本当にきつかった。ただ勝つことを考え始めてしまっていたの。勝つために自分が何をできるかを考えなければならなかったのに」
大会は今年から会場をキービスケーンからマイアミ・ドルフィンズ・コンプレックスに移し、大坂は水曜日に新会場のこけらおとしのセレモニーに参加した。彼女は、洞窟のようなスタジアムの太陽と影の混合は、ちょっとした難題だと感じていた。
「慣れるのが少し難しいわ。私にとっては、時間が経つにつれだんだんよくなっていったと思う。彼女も同じコンディションの中にいるのだとわかっていることで、気が楽になったわ。これは、文句を言うべき問題ではないわね」と大坂はコメントした。
同大会で3度優勝した経験を持つビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)はややぐらついた出だしを克服し、第24シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を7-6(4) 6-1で退けた。
また、1回戦でマッチポイントを凌いで勝っていた18歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)が第32シードのソフィア・ケネン(アメリカ)を6-3 6-3で下し、3回戦に駒を進めた。アンドレスクは、先週のインディアンウェルズでキャリア初タイトルを獲ったばかりのところだ。
上位のシード勢では、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、前年覇者で第4シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、第10シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が初戦を勝ち上がったが、第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と第9シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)は敗れた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は大坂なおみ(日清食品)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 22: Naomi Osaka of Japan in action against Yanina Wickmayer of Belgium during day five of the Miami Open Tennis on March 22, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by Julian Finney/Getty Images)
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