ジョコビッチが初戦に勝利、チチパスはオジェ アリアシムに敗れる [BNPパリバ・オープン]

ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月7~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)を7-6(5) 6-2で下し、同大会での6度目のタイトルを狙う進撃をスタートさせた。

 この試合はジョコビッチにとって同大会における50試合目に当たり、これはATPマスターズ1000の大会における彼の最多プレー数となる。

 世界ランク1位のジョコビッチは128位のフラタンジェロを倒すのに1時間半を必要とし、今季の戦績を11勝1敗に延ばした。試合のあとにジョコビッチは、コートサイドに座っていた元世界1位でテニス界の偉人であるピート・サンプラス(アメリカ)に挨拶をしに行った。

 また、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、第18シードのガエル・モンフィス(フランス)、第30シードのラスロ・ジェレ(セルビア)らが勝ち上がったが、この日はいくつかの番狂わせもあった。

 オーストラリアン・オープン準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に、前週のドバイ決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)に敗れた第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に4-6 2-6で敗れた。

 第11シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)と第23シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)もまた、2回戦で敗退した。チョリッチが同胞で40歳のイボ・カルロビッチ(クロアチア)に4-6 6-7(2)で敗れ、デミノーは予選勝者のマルコス・ギロン(アメリカ)に6-1 4-6 2-6で逆転負けを喫した。

 先週のアカプルコでナダル、ズベレフらを破って優勝していた第30シードのニック・キリオス(オーストラリア)はやや疲れの見えるプレーを見せ、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に4-6 4-6で不覚をとった。

 そのほかの試合では、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)が第15シードのマルコ・チェッキナート(イタリア)を6-4 6-2で、予選勝者のプラジュネシュ・グネスワラン(インド)が第17シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を6-4 6-7(6) 7-6(4)で、日本の西岡良仁(ミキハウス)は第21シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を7-6(3) 6-4で倒す番狂わせを演じた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は勝利後にスタンドで観戦していた元世界1位のピート・サンプラス(アメリカ/上)に挨拶をしたノバク・ジョコビッチ(セルビア/下)
INDIAN WELLS, CALIFORNIA - MARCH 09: Novak Djokovic of Serbia shakes hands with his idol Pete Sampras of the United States after his straight sets victory against Bjorn Fratangelo of the United States during their men's singles second round match on day six of the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 09, 2019 in Indian Wells, California. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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