錦織はティームにストレートで敗れ、予選リーグ敗退が決定 [Nitto ATPファイナルズ]

 トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/賞金総額850万ドル/室内ハードコート)のラウンドロビン(総当たり戦)の第3戦で、第7シードの錦織圭(日清食品)は第6シードのドミニク・ティーム(オーストリア)に1-6 4-6で敗れ、2敗目を喫した。試合時間は1時間24分。

 今大会に2年ぶり4度目の出場となった錦織は、2014年と16年のベスト4が最高成績。前回プレーした2016年は、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6 1-6で敗れていた。

 ふたりはともにラウンドロビンを1勝2敗で終えてセット取得率(2-4)でも並んだが、ゲーム取得率でティームを下回った錦織の準決勝進出の可能性は消滅した。

 この結果でティームは、錦織との対戦成績を2勝3敗とした。今シーズンはここまでに2度対戦しており、6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の4回戦はティームが6-2 6-0 5-7 6-4で、3週間前のウィーン(ATP500/室内ハードコート)の準々決勝では錦織が6-3 6-1で勝っていた。

 今シーズンの錦織は、手首の故障から1月に復帰してチャレンジャー大会に2度出場。4月にモンテカルロ(ATP1000/クレーコート)で準優勝、その他マスターズ3大会で8強入り(ローマ、上海、パリ)、10月には東京とウィーン(ともにATP500/室内ハードコート)で準優勝を果たした。

 グランドスラムでは、フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)でベスト16、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初のベスト8、USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でベスト4の戦績を残した。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる大会。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する。

※写真は錦織圭(日清食品)
LONDON, ENGLAND - NOVEMBER 15: Kei Nishikori of Japan returns the ball during his round robin match against Dominic Thiem of Austria during Day Five of the Nitto ATP Finals at The O2 Arena on November 15, 2018 in London, England. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

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