フランスの新鋭フェロがツアー2勝目「コートに戻れただけでも幸せだったのに…」 [パレルモ女子オープン]

WTAツアー公式戦の「31°パレルモ女子オープン」(WTAインターナショナル/イタリア・パレルモ/8月3~9日/賞金総額22万5000ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、ノーシードから勝ち上がってきたフィオナ・フェロ(フランス)が第4シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を6-2 7-5で倒し、WTAツアーレベルでキャリアふたつ目となるタイトルを獲得した。

 フェロにとって出だしにブレークを果たした第1セットは非常にスムーズに進んだが、逆に先にブレークされて0-2から巻き返さなければならなかった第2セットはより厳しいものとなった。

31°パレルモ女子オープン|PHOTOアルバム

「コートに戻れただけでも幸せだと感じていましたが、優勝杯を手にして週を終えることができて一層うれしいです」とフェロは試合後に喜びを語り、「アネットは安定していて、アグレッシブにプレーしなければ容易にポイントを許してくれない選手よ。スコアだけ見たのでは分からないかもしれないけど、最初から最後までとても厳しい試合だったわ」と決勝を振り返った。

 フランステニス連盟(FFT)が国内の選手に実戦経験を積む場を与えるため7月に開催した大会でもいい成績(マッチ10連勝で2大会連続優勝)をおさめていたフェロは、「連盟のおかげでプレーできた7月の大会に加え、3月からここまで積んできた練習のおかげで上達し、プレーの準備をしっかり整えることができました」と話した。

 今大会での活躍により、23歳のフェロは初めて世界ランク50位以内に食い込むことが確実となった。

 これに先立ち行われた女子ダブルス決勝では、アランチャ・ラス(オランダ)/タマラ・ジダンセク(スロベニア)がエリザベッタ・コッチャレット/マルチナ・トレビザン(ともにイタリア)とのノーシード対決を7-5 7-5で制した。(テニスマガジン)

女子ダブルス優勝のアランチャ・ラス(オランダ/右)とタマラ・ジダンセク(スロベニア)(Getty Images)

※トップ写真はWTAツアーで2勝目を挙げたフィオナ・フェロ(フランス)
PALERMO, ITALY - AUGUST 09: Fiona Ferro of France holds the trophy as she celebrates winning the Ladies' Singles final against Anett Kontaveit of Estonia during the 31st Palermo Ladies Open on August 09, 2020 in Palermo, Italy. (Photo by Tullio M. Puglia/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles