パレルモ女子オープンでプロツアーが再開、握手やシャワーはなし

WTAツアー公式戦の「31°パレルモ女子オープン」(WTAインターナショナル/イタリア・パレルモ/8月3~9日/賞金総額22万5000ドル/クレーコート)の本戦が始まり、女子シングルス1回戦8試合と女子ダブルス2試合が行われた。

 5ヵ月に渡って強いられた休止のあと、ツアーレベルのテニスがついに再開した。出場した選手たちは自分のタオルを自分で扱い、対戦相手と握手することはない。

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染を防ぐための厳格なルールの中には、会場でシャワーを浴びない、ファンにサインしたり一緒に写真を撮ったりはしないということも含まれる。シングルスのメインドローに出場する選手たちは17ヵ国から集まったが、アルゼンチン人ひとり以外はすべてヨーロッパ出身者だった。

31°パレルモ女子オープン|PHOTOアルバム

 1500席のスタジアムコートで観客の数は制限され、ソーシャルディスタンスの措置に従わなければならない。観客たちは男女を合わせてツアーが休止された3月以来初の公式試合で、第6シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)がアランチャ・ラス(オランダ)を6-1 6-2で下した試合を見た。

「どうやってテニスをプレーするのか、どうやって試合を戦うのか、どうやって勝つのかを忘れていなかったことが本当にうれしかったわ。凄くほっとしたから、今はすごく幸せよ」とベキッチはビデオ会見でコメントした。

「間違いなく、ちょっぴり奇妙だったわ。昨日はすごくナーバスになっていたし今日はもっとそうだったけど、最初の数ゲームをプレーしたあとにリラックスできたの。集中することができていたわ」

 ベキッチは2度目のマッチポイントをものにし、6度目のブレークを果たして2回戦進出を決めた。最後のポイントは、ラスのフォアハンドのサイドアウトだった。

 次のラウンドでベキッチが対戦するのは、ティーンエイジャーのエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)に決まった。地元選手へのワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したコッチャレットはこの日、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)を7-6(1) 6-3で倒してトップ50の選手に対する初勝利を挙げた。

 しかしパンデミックが世界中の大会に影響を及ぼし続ける中、ベキッチは今週より先に自分のプランが変わるかどうかについては分からないという。ベキッチは今のところ、USオープン、ローマ、フレンチ・オープンに出場したいと願っている。彼女は昨年のUSオープンで、グランドスラム自己最高のベスト8をマークした。

「状況が毎週のように変わるから、私たちはとにかく目の前の1週間に集中し、できる限り状況に適応して可能な限りプレーできるよう願うしかないのだと思う」とベキッチは語った。「不確かな状態だから、皆が大きな不安を感じているわ」。

ツアーが休止された3月以来初の公式試合で勝利をおさめたドナ・ベキッチ(クロアチア)(Getty Images)

 現状ではUSオープンが8月31日から、フレンチ・オープンは9月27日から行われることになっている。

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