伊達公子が抱く次回キャンプへの期待『リポビタン presents 伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~』第6回キャンプが終了
15歳以下の女子小中学生を対象とした伊達公子×ヨネックスの『リポビタン presents 伊達公子×YONEXPROJECT ~Go for theGRAND SLAM~』。2年間で8回のキャンプを実施し、グランドスラムジュニアへの出場を目指すトップジュニア育成プログラムは、7月31日にスポル品川大井町テニスコートで第6回キャンプ最終日となる2日目が行われた。
今回のキャンプはこれまでと比べ、様々な面でブラッシュアップが施されていた。過去5回のキャンプはコート1面で伊達がジュニア1人に対して3時間、1日2人にプライベートレッスンを行うスタイルだったが、今回は90分ずつ、2日に分けられたこともそのひとつ。もちろん3時間みっちり伊達と向き合うことで得られるメリットは計り知れない。一方、ジュニアにとって3時間が長丁場であることも事実。実際、今キャンプでは1回1回のレッスンに対し「より集中してできた」という声が上がっていた。
ほかにもジュニアひとりに対して担当コーチひとりが付いたり、伊達のプライベートレッスンコートで川田真琴トレーナーが各自の課題に必要な体の使い方をオンコート練習の合間に挟み込んだりするなど、キャンプのプログラム自体に多くの変化があった石井弥起コーチはその狙いについて「常にフレッシュで、ということ」と説明し、さらにこう続けた。「充実したキャンプになったが、ホームコートに戻っても毎日、フレッシュな気持ちで課題に取り組んでほしい」。
伊達も「いいパフォーマンスを見ることができた。でも、一日二日で急に何かが変わるわけではない。前回から1ヵ月半弱という短いスパンだったということ、スタッフを含めてこれだけのメンバーでやれたことがパフォーマンスに結びついた面もある。どんな環境でも、今回のパフォーマンスがベースとしてできるように、明日からホームコートでどう取り組んでいけるかが大事」と第6回キャンプを総括した。
次回、第7回キャンプは11月21、22日に予定されている。キャンプとしては3ヵ月半以上のインターバルが生じることになる。今回のキャンプで得た課題をクリアすることはもちろん、求められるのはさらなるレベルアップだろう。次回キャンプの1週間後にはITFジュニア大会『リポビタン国際ジュニアSupported by 伊達公子×YONEX PROJECT』(11月30日~12月6日/愛媛県総合運動公園/愛媛県松山市)も予定されている。
伊達は今回のキャンプ修了後、「(間が空くからこそ次回キャンプで)逆に、どう取り組んできたかがよくわかると思う」と笑った。3ヵ月半後、ジュニアたちが伊達をはじめとするコーチ陣の期待をはるかに上回るような成長を見せてくれることを期待したい。
※トップ写真は第7回キャンプの選手とスタッフ(写真◎菅原淳)
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