イズナーが9年連続で準決勝進出、キリオスは途中棄権で敗退 [BB&T アトランタ・オープン]
アメリカ・ジョージア州アトランタで開催されている「BB&T アトランタ・オープン」(ATP250/7月23~29日/74万8450ドル /ハードコート) のシングルス準々決勝で、第1シードのジョン・イズナー(アメリカ)が第7シードのミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を7-5 4-6 6-1で倒し、9年連続となるベスト4進出を決めた。
「彼はタフなプレーヤーだ。僕は今日、いいプレーをしたと思う。そうする必要があったんだ」とイズナーはコメントした。
「奇妙な試合だった。ボールはありとあらゆるところでバウンドし、コントロールが難しかった。この3セットを切り抜けることができてうれしいよ」
同大会で、ここ6年で5度目の優勝を目指すイズナーは、次のラウンドで第4シードのマシュー・エブデン(オーストラリア)と対戦する。エブデンはマルコス・バグダティス(キプロス)を6-3 6-2で退けた。
33歳のイズナーはズベレフに対してファーストサーブからのポイントをわずか2本しか落とさず、第3セットでは自分のサービスからのポイントを3本を除いてすべて取り、2度ブレークに成功した。
イズナーはこの大会での成績を、29勝4敗に向上させた。彼はウインブルドン準決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)に対して第5セット24-26というスコアで6時間36分の試合を落としたのちに、この大会にやってきた。ジョージア大学のスター選手だった身長208cmのイズナーは、4月にマイアミ・オープンで優勝し、ATPツアーで13度目のタイトル獲得を果たしていた。
イズナーは同大会の準決勝で、7勝1敗という勝率の高さを誇っている。唯一の敗戦は、2012年大会でのアンディ・ロディック(アメリカ)に対するものだ。これ以外にイズナーがこの大会で敗れたのはすべて決勝でのことで、2010年と2011年はマーディ・フィッシュ(アメリカ)に、2016年にはニック・キリオス(オーストラリア)に敗れて優勝を逃していた。反対に、2013年から15年、そして2017年にはタイトルを勝ち獲った。
30歳のエブデンは、ATPツアー初優勝を目指している。彼はイズナーとの対戦成績で1勝3敗と負け越しており、唯一の勝利を1月のオーストラリアン・オープンで挙げていた。
「僕は今、間違いなく年頭よりいいプレーをしている。年の初めには、少し苦労していたんだ」とイズナーは言った。
「オーストラリアでの彼は、僕よりもずっといいプレーをしていた。彼はまた、地元の観客のサポートに後押しされていた。観客の応援は、大きな助けになるものだ。彼は彼の庭で僕を倒したが、今度は僕が自分の庭でプレーすることになる。立場を逆転させることができるか、見てみようじゃないか」
彼らは昨年の名誉の殿堂オープン決勝でも顔を合わせており、その際にはイズナーがストレートセットで勝っていた。
地元アメリカ勢では、第8シードのライアン・ハリソン(アメリカ)が第3シードのチョン・ヒョン(韓国)を6-7(3) 6-2 7-6(5)の大接戦の末に下して準決勝に駒を進めた。
「この試合はまさに、僕が必要としていたものだった」とハリソンは言った。
「試合の終わりには、僕らの双方がちょっぴりナーバスになっていたが、切り抜けることができてうれしいよ」
昨年の準優勝者でもあるハリソンは、準決勝でキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。この日最後の準々決勝で、ノリーが第2シードのニック・キリオス(オーストラリア)に対して7-5 3-0とリードしたところで、キリオスが棄権した。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はジョン・イズナー(アメリカ)
ATLANTA, GA - JULY 27: John Isner serves to Mischa Zverev of Germany during the BB&T Atlanta Open at Atlantic Station on July 27, 2018 in Atlanta, Georgia. (Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)
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