フェデラー敗れる、アンダーソンが2セットダウンから逆転勝利 [ウインブルドン]

「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月2~15日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が2セットダウンから巻き返し、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)を2-6 6-7(5) 7-5 6-4 13-11で倒してベスト4進出を果たした。試合時間は4時間13分。

 グランドスラムでアンダーソンが4強入りしたのは、準優勝だった昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来で2度目となる。

  ウインブルドンに9年連続10回目の出場となるアンダーソンは、過去3度のベスト16(2014年、15年、17年)がこれまでの最高成績だった。昨年は4回戦で、サム・クエリー(アメリカ)に7-5 6-7(5) 3-6 7-6(11) 3-6で敗れていた。

 この結果でアンダーソンは、フェデラーと5度目の対戦で初勝利を挙げた。グラスコートでは今回が初対戦で、過去4試合はいずれもフェデラーがストレートセットで勝っていた。

 今大会でのアンダーソンは、1回戦で予選勝者のノルベルト・ゴンボス(スロバキア)を6-3 6-4 6-4で、2回戦でアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-3 6-7(5) 6-3 6-4で、3回戦で第25シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-3 7-5 7-5で、4回戦ではガエル・モンフィス(フランス)を7-6(4) 7-6(2) 5-7 7-6(4)で破って初の8強入りを決めていた。

 アンダーソンは準決勝で、第9シードのジョン・イズナー(アメリカ)と第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の勝者と対戦する。

 この試合の第2セットで、フェデラーは今大会初のサービスブレークを許した。また、第3セットを落としたことで、ウインブルドンでのセット連取は「34」でストップしていた。

※写真はケビン・アンダーソン(南アフリカ)
LONDON, ENGLAND - JULY 11: Kevin Anderson of South Africa celebrates winning match point against Roger Federer of Switzerland during their Men's Singles Quarter-Finals match on day nine of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 11, 2018 in London, England. Anderson won the match 6-4, 7-6, 5-7, 4-6, 11-13 in 4hr 13min. (Photo by Michael Steele/Getty Images)

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