テニス審判と大会ディレクターに停職処分と罰金

テニスの不正を調査する団体であるテニス・インテグリティ・ユニット(以下TIU)は、ベラルーシの主審とギリシャの大会ディレクターを八百長と賭けの違反行為を理由に停職処分とした。

 審判のアレクセイ・イゾトフ氏は不正の話を持ち掛けられたことを通報しなかったことと試合のスコア操作に関わるよう他の審判を誘ったことで、木曜日に3年間の停職処分と1万ドルの罰金を課された。

 22歳のイゾロフは2019年11月、ベラルーシのミンスクにおけるITF女子大会で審判を務めた際に不正に関与するよう話を持ち掛けられたことを報告しなかったとTIUは説明した。

 その接触の際に、他の者たちが試合に賭けることができるよう機器にスコアをインプットするのを遅らせることへの報酬として金を払うと彼は誘いを受けたと考えられている。

 一方で大会ディレクターのアントニス・カライザキス氏は、20ヵ月の停職処分と6000ドルの罰金を科された。彼はテニスの賭けを行ったことを認め、不正の認識或いは疑いをTIUに報告しなかったことで処分を受けた。

 さらなる4ヵ月の停職と3000ドルの罰金は、今後これ以上テニスの腐敗防止プログラムに違反する行為をしないことを条件に保留となった。

 TIUによるとカライザキス氏は関係者としてテニスへの賭けは一切やってはいけないという法を犯し、2013~16年にオンラインで127の賭けを行った。彼はまた第三者による不正の疑惑を抱いた、或いは不正の事実を知ったにも関わらず報告しなかったとみなされた。

 37歳のカライザキス氏は、ギリシャでのITF大会のトーナメントディレクターを務めていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はイメージ(Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles