故障から復帰のマレーはキリオスにフルセットで敗れる [フィーバーツリー選手権]
イギリス・ロンドンで開催されている「フィーバーツリー選手権」(ATP500/6月18〜24日/賞金総額211万6915ユーロ/グラスコート)のシングルス1回戦。
アンディ・マレー(イギリス)は故障のため、ほぼ1年近く競技テニスから離れたあと、今大会で復帰を果たした。1回戦でニック・キリオス(オーストラリア)と戦ったが、第1セットを取ったあとでキリオスに挽回を許し、6-2 6-7(4) 5-7で敗れた。
最後にプレーしたのは342日前の2017年ウインブルドンだったマレーは、敗戦にも関わらず、待ちわびた復帰戦から励ましを得ることだろう。
今年1月に手術を受けた元世界1位のマレーは、まだ目に見えて足を引きずっており、ときにサイドからサイドへの動きに問題を抱えているように見えた。だが、闘志だけは微塵も失っていなかった。
やはり故障に苦しんでいるように見えたキリオスは、2時間39分の戦いの末に、マレーとの6度目の対戦で初となる勝利をおさめた。
その少し前、8年ぶりにこのクイーンズクラブの試合に出場したノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、予選勝者のジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-2 6-1で破り、帰還を果たした。
今回、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジョコビッチは、次の2回戦で第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。
また、先週のシュツットガルト決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に敗れて準優勝だったミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、6-1 3-1でリードしている時点で対戦相手だった予選勝者のユキ・バンブリ(インド)がケガで棄権したため初戦を勝ち上がった。
1月に右肘の手術をしたジョコビッチのカムバックは、ローマで準決勝、フレンチ・オープンで準々決勝に至ったあとに加速した。過去の対戦成績で、ジョコビッチはディミトロフに対して6勝1敗でリードしている。
2014年チャンピオンのディミトロフは、非常に苦労した末にダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-3 6-7(4) 6-3で下した。ディミトロフは、ジュムホールに8度ブレークポイントを許したが、そのうち6本をセーブした。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はアンディ・マレー(イギリス)
LONDON, ENGLAND - JUNE 19: Andy Murray of Great Britain reacts during Day 2 of the Fever-Tree Championships at Queens Club on June 19, 2018 in London, United Kingdom. (Photo by Marc Atkins/Getty Images)
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