マレーが前哨戦出場を取り消し、しかしグラスコートでのプレーの望みは捨てず
ウインブルドンで2度の優勝経験を持つアンディ・マレー(イギリス)が、「腰の手術のあと、まだ復帰の準備ができていない」とし、来週オランダで行われるグラスコート大会(スヘルトーヘンボス/ATP250)へのエントリーを取り消した。
「それでも来たる週に、プレーを再開することを目指している」と、マレーは火曜日の夜に発した声明文の中で言った。
「でも戻るときには、100%の体調でいたい」
元世界1位のマレーは、昨年7月のウインブルドン準々決勝で敗れて以来、ツアーの大会でプレーしていない。彼は今年1月にオーストラリアで右腰に手術を受けていた。
それ以来、彼はずっと、7月2日にイギリス・ロンドンで始まるウインブルドンに出場する準備を整えることを視野に、グラスコート・シーズンでの復帰を目指してリハビリに励んできた。
彼は車のスポンサーのためのプロモーション関係のビデオの中で、最近トレーニングを始め、変わらずグラスコートでプレーできるよう願っていると言っていた。
先月、31歳となったマレーは、自分の回復のプロセスを非常にゆっくりであると表現しており、「僕自身や僕のチームの皆が予想していたより、ずっと長い時間がかかっている」と言った。
2013年にウインブルドンで優勝し、この世界でもっとも威信あるタイトルを獲った77年ぶりのイギリス人男子プレーヤーとなったマレーは、2016年にもふたたび優勝していた。
彼はまた2012年にUSオープンでも優勝し、同年のロンドン五輪の男子シングルスで初の金メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロ五輪でもやはり金メダルを獲って五輪2連覇も果たしていた。
マレーは5度優勝しているクイーンズクラブの大会(ロンドン/ATP500)にもエントリーしているが、実際にプレーできるか確言はしていない。クイーンズの大会は6月18日に始まる。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年のUSオープンでのアンディ・マレー(イギリス)。会場入りしたが、その後、欠場。
NEW YORK, NY - AUGUST 26: Andy Murray of Great Britian walks onto the courst during a practice session prior to the US Open Tennis Championships at USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 26, 2017 in New York City. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
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