ケニンが地元フランスのフェロを退け、グランドスラムで2度目のベスト8進出 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)が1セットダウンから巻き返して地元選手のフィオナ・フェロ(フランス)を2-6 6-2 6-1で下し、グランドスラムで2度目のベスト8進出を果たした。試合時間は1時間44分。

 ロラン・ギャロスに3年連続出場となる21歳のケニンは、昨年のベスト16がこれまでの最高成績だった。3回戦でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を6-2 7-5で倒したあと、4回戦でアシュリー・バーティ(オーストラリア)に3-6 6-3 0-6で敗れていた。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 今季シーズンのケニンは2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム初優勝を果たし、3月にはリヨン(WTAインターナショナル/室内ハードコート)で2つ目のタイトルを獲得した。

 23歳のフェロはツアー再開後の初戦だった8月のパレルモ(WTAインターナショナル/クレーコート)で自身のWTAツアー2勝目となる今季初タイトルを獲得したあと肋骨のケガでUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を欠場し、今大会で復帰したところだった。

 この結果でケニンは、フェロとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2017年4月にチャールストン(WTAプレミア/クレーコート)の予選で初対戦しており、ケニンが7-5 6-2で勝っていた。

 今大会でのケニンは、1回戦でリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-4 3-6 6-3で、2回戦でアナ・ボグダン(ルーマニア)を3-6 6-3 6-2で、3回戦では予選勝者のイリナ・バラ(ルーマニア)を6-2 6-0で破って16強入りを決めていた。

 ケニンは準々決勝で、第30シードのオンス・ジャバー(チュニジア)とダニエル・コリンズ(アメリカ)の勝者と対戦する。この試合は雨の影響で、火曜日に延期となった。(テニスマガジン)

※写真はソフィア・ケニン(アメリカ)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 05: Sofia Kenin of The United States of America plays a backhand during her Women's Singles fourth round match against Fiona Ferro of France on day nine of the 2020 French Open at Roland Garros on October 05, 2020 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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