ジョンソンとサングレンがアメリカ人対決の決勝をお膳立て [US男子クレーコート選手権]

「US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/4月9~15日/賞金総額62万3710ドル/クレーコート)のシングルス準決勝が行われ、第6シードのスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と第8シードのテニス・サングレン(アメリカ)が決勝に進出した。

 前年度覇者のジョンソンは第2セットで2度のマッチポイントを決め損ねたのちに第3セットで2度ブレークし、20歳のテイラー・フリッツ(アメリカ)に7-5 6-7(4) 6-2で競り勝った。

 サングレンはイボ・カルロビッチ(クロアチア)のビッグサーブを抑え、7-6(2) 7-6(4)の勝利を収めて初のATPツアー決勝進出を決めた。

「あのトロフィに(ふたたび)手をおくことは、テニス面の(成功という)意味でも、感情的な意味でも、僕にとって非常に大きな意味を持つ」とジョンソンはコメントした。

 カリフォルニア生まれで26歳のジョンソンは、日曜日にここヒューストンで9連勝となる勝利を挙げることで、2001年と02年に同大会で2連覇を遂げたアンディ・ロディック(アメリカ)以来のプレーヤーとなることができる。

 決勝がアメリカ人対決となったのは、大会史上3度目となる。最初にそれが起きたのは、2003年にアンドレ・アガシ(アメリカ)がロディックの3連覇を阻止したときのことだ。もうひとつは、ジャック・ソック(アメリカ)がサム・クエリー(アメリカ)を破った2015年の決勝だった。

 テネシー州ナッシュビル出身で26歳のサングレンは、第2セットでよろめき、第6ゲームで3度ダブルフォールトを犯して、2mを超える長身のカルロビッチが、サービスキープを続ければよいという得意のペースに戻ることを許してしまった。

 彼はそれから、相手のサービスゲームでセットポイントをかわすことを余儀なくされたが、本人曰く「僕のネガティブな面が、僕からベストを引きだし」、ふたたび持ち込んだタイブレークで、自分がより強い選手であるところを証明して見せた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はインディアンウェルズの大会でのテニス・サングレン(アメリカ)
INDIAN WELLS, CA - MARCH 11: Tennys Sandgren returns a shot to David Ferrer of Spain during the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 11, 2018 in Indian Wells, California. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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