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理想のチームをつくるためにはどうすればよいのか。「主人公は子どもである」と主張する部活動研究の第一人者が、21人のスペシャリストの知見を結集し、理想的な「ブカツドウ」の形を説く。1時限目から24時限目まで、よりよい部活動のための新しい視点を描いた一冊。運動部活動に携わる方だけでなく、学校教育に携わるすべての人に読んでいただきたい。
『部活動学』
子どもが主体のよりよいクラブをつくる24の視点
開放的な議論を展開することで、閉鎖的な「運動部活動ムラ」から脱出するための地図を、皆さんと一緒につくっていきたい-本文まえがきよりー
監修◎神谷 拓(関西大学人間健康学部教授)
発行元◎ベースボール・マガジン社
定価◎本体1700 円+税
判型 / 総ページ数◎A5判 / 328ページ
目次
上原 浩治(元プロ野球選手)× 神谷 拓(関西大学人間健康学部教授)
「大事なのは試合の勝敗ではなく、そのスポーツが大好きであること」
「運動部活動の主人公は子どもである」
神谷 拓(関西大学人間健康学部教授)
「運動部活動をマネジメントする」
大野貴司(帝京大学経営学部准教授)
「運動部活動を地域に埋め戻す」
伊藤恵造(秋田大学教育文化学部准教授)
「青少年の社会教育と運動部活動」
久保田治助(鹿児島大学教育学部准教授)
「運動部の歴史から自治と体罰を考える」
中村 哲也(高知大学地域協働学部准教授)
「子どもの自治から見た外部指導者・部活動指導員制度の是非」
神谷 拓(関西大学人間健康学部教授)
「ブラックバイトから見えてくる運動部活動の影響」
大内裕和(中京大学教養教育研究所教授)
「運動部活動とアスリートの自立」
久我アレキサンデル(名古屋経済大学准教授)
「そもそも運動部活動は何のためにある?」
苫野一徳(熊本大学教育学部准教授)
「体育の授業と運動部活動とをつなぐ」
玉腰和典(明治学院大学審理学部助教)
「保健の授業と運動部活動とをつなぐ」
久保元芳(宇都宮大学教育学部准教授)
「運動部活動で求められる自治的な問題解決の方法とは?」ー修復的実践から学ぶ
竹原幸太(東京都立大学人文社会学部准教授)
「運動部活動を学校と地域で育てる」ースコットランドのアクティブ・スクールの事例から学ぶ
安倍大輔(白梅学園大学子ども学部准教授)
「運動部活動において『子どもの声を聴く』ということ」ー子どもの権利、そして「指導死」問題をめぐって
住友 剛(京都精華大学人文学部教授)
「子どもに権利意識をもたせよう」ー「若いアスリートのための権利の章典」のススメ
田村公江(龍谷大学社会学部教授)
「スクール・セクシュアル・ハラスメントと運動部活動」
亀井明子(NPO法人SSHP全国ネットワーク代表理事)
「運動部活動における体罰の影響」ー「マルトリートメント」が子どもの脳を損傷する
友田明美(福井大学子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門教授)
「運動部活動における医科学サポートの在り方」ースポーツ事故の帽子と運動部活動の自治
中村浩也(桃山学院教育大学教育学部教授)
「部活動の苦情を生徒が解決する」ー錦里taystrong ん住民トラブルtaystrong とぶかっつ動の自治
小野田正利(大阪大学名誉教授)
「学校の教育課程と部活動」
中山弘之(愛知教育大学准教授)
「子どもの主体性を引き出すためのスポーツ心理学講義」ー運動部活動指導で使われる言葉に注目して
高妻容一(東海大学体育学部教授)
「スポーツ部活動の自治と評価」
川地亜弥子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授)
「ドイツのスポーツクラブから考える 運動部活動の自治とスポーツ文化」
釜崎 太(明治大学法学部教授)
「子どもの自治が切り拓く世界」
神谷 拓(関西大学人間健康学部教授)