東京・有明で開催されている「楽天ジャパンオープン」(ATP500/有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月2~8日/賞金総額156万3795ドル/ハードコート)のシングルス準々決勝で、昨年の準優勝者、ダビド・ゴファン(ベルギー)とマリン・チリッチ(クロアチア)が準決勝に進出した。

 第4シードのゴファンは、第1セット2-5の劣勢から、続く11ゲームのうち10ゲームを取ってリシャール・ガスケ(フランス)を7-5 6-2で倒した。第1シードのチリッチはライアン・ハリソン(アメリカ)を6-2 6-0で退けた。

画像: ダビド・ゴファン(ベルギー)(写真◎井出秀人)

ダビド・ゴファン(ベルギー)(写真◎井出秀人)

 ゴファンは準決勝で第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。一方のチリッチは、アドリアン・マナリノ(フランス)と決勝進出をかけて戦う。

 ゴファンはアジアで快進撃を続けている。先週の彼は中国の深圳で3年ぶりのATPタイトルを獲得していた。

 第1セットでガスケが3-2とリードしたところで、豪雨の予報のため屋根が閉じられ、15分の中断後、ゴファンはリズムを取り戻すのに苦労した。

「(1回中断して)また始めるというのは、決して簡単なことじゃない」とゴファンは言った。「コンディションに慣れるのに1、2ゲームが必要だった。それから、ボールをよりよく感じられるようになり、リズムを感じ始めて、ゲームが進むごとによりアグレッシブにプレーできるようになった」。

 ガスケは、自分のサービスだった第9ゲーム、40-0から3つのセットポイントを手にしていたが、ゴファンはそこから挽回してブレークを果たし、続く6ゲームを連取した。ガスケは試合後、このゲームを振り返り、「あの5-3からのゲームに、打撃を受けた」と告白した。

「あのゲームを落としたことで、少し精神的にダメージを受けてしまった。彼はよりよいプレーをし始め、僕はいくつかのミスをおかした。ゴファンのような選手相手に、そのような真似は許されない。5-7で第1セットを落としたあと、状況は難しくなった。出だしにはうまくカウンターでとらえ、深いボールを入れることができていたが、ゴファンは自信をもってプレーし始め、僕のボールはより短くなった」

 この勝利でゴファンは、ロンドンでのATPファイナルズ出場権を巡るレースで11位に浮上した。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とスタン・ワウリンカ(スイス)がケガで欠場することが決まっているため、トップ8によるエリート大会の一席を獲得するには、10位に上がりさえすれば十分ということになる。

 一方、より楽に勝ったチリッチは、11本のサービスエースを決め、自分のファーストサービスからはわずか1ポイントしか落とさなかった。

「今日、僕のサービスは特別によかったよ。サービスに続いて本当にアグレッシブにプレーすることができ、ライアンからのいいファーストサービスを多くリターンすることもできていた」とチリッチは言った。「こんなふうにプレーできたということは、自信を膨らます意味で、すごく大きな起爆剤となるよ」。

 チリッチの試合に先立ち、シュワルツマンはスティーブ・ジョンソン(アメリカ)を6-0 7-5で倒し、今季のマッチ32勝目を挙げた。

「序盤は、僕にとって本当にいい具合に進んだ。それから、彼のサービスがよりよくなったんだ。彼はサービスの確率を上げ、よりアグレッシブにプレーし、より高い頻度でネットに出てくるようになった。何度もディフェンスに回ることを強いられ、試合を支配することができなかった」と、シュワルツマンは振り返った。

 そして最後の準々決勝では、マナリノが日本の杉田祐一(三菱電機)を6-2 6-4で破り、ベスト4の最後の一席を手に入れた。(C)AP(テニスマガジン)


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