小澤菜陽がトップシードを破って16強入り [第37回全国小学生]

日本テニス協会(JTA)が主催する「第37回 第一生命 全国小学生テニス選手権大会」(東京都世田谷区・第一生命相娯園グラウンドテニスコート/7月27~30日/クレーコート)の大会2日目、28日(日)は女子シングルス2回戦と男子シングルス3回戦が行われた。

 前日に続き、朝方まで続いた降雨の影響で第1試合が2時間遅れてスタート。試合形式も3セットマッチから8ゲームズプロセットマッチ(ノーアドバンテージ)へと変更された。

 男子は上位4シードが揃って3回戦に進出した。第1シードの畑泰成(草加市立氷川小)と第3シードの鈴木琉斗(堺市立金岡小)は下級生と対戦。畑が5年生の今井力輝(多治見市立精華小)を8-1、鈴木は4年生の三好碧生(栗東市立治田西小)を8-4で破り、ベスト16入りを決めた。

 一方、第2シードの永田瞬(堺市立八上小)と第4シードの神山宏正(品川区立第二延山小)はともに6年生同士の対戦。神山が原山将豪(松本市立鎌田小)に2-5とリードを許す場面から逆転勝ちをおさめ、永田は内田真翔(豊田市立浄水北小)に終始リードを奪ったものの大事な場面でブレークポイントを落とすなど本調子とはいかず、8ゲームマッチの厳しい短期決戦を何とか乗りきった。

神山宏正(品川区立第二延山小)(撮影◎BBM)

 女子は2回戦で小澤菜陽(札幌市立宮の森小)が第1シードの熊谷帆夏(藤沢市立天神小)を破る快進撃を見せた。強力なストローク力を持つ熊谷に対してクロスラリーで応戦し、緩急をつけながら相手の打点やポジションをずらす頭脳的なプレーで8-5と勝利をつかんだ。

 熊谷との対戦はこれが2度目だった。前回は敗れていたが、「その試合のビデオで(熊谷を)見直して研究した」という小澤。入念な準備と状況に応じた戦術の幅が結果に表れた。

 女子はトップシードが敗れたものの、第2シードの長谷川汎奈(横浜市立日限山小)、第3シードの大井川鈴奈(浜松市立和地小)、第4シードの園部八奏(さいたま市立仲本小)ら12名のシード選手が16強入り。3回戦からはシード勢同士の対戦も控え、より激しい戦いが予想される。

 大会3日目の7月29日(月)は、男子の4回戦と準々決勝、女子の3回戦と準々決勝が行われる。試合開始時間は10時の予定。

(テニスマガジン編集部)

※トップ写真は、トップシードを破って3回戦進出を決めた小澤菜陽(札幌市立宮の森小)(撮影◎BBM)

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