大坂なおみがシャラポワをストレートで下す [BNPパリバ・オープン]


 アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月7~18日/賞金総額864万8508ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦。

 マリア・シャラポワ(ロシア)のインディアンウェルズへの3年ぶりの帰還は、日本の大坂なおみ(日清食品)に対する4-6 4-6のストレート負けという形で、水曜日の夜に早くも終わりを遂げた。

 かつて2度優勝したこの大会で、シャラポワは41位という現世界ランキングゆえ、1回戦をプレーしなければならなかった。ドーピングテストで陽性を示したシャラポワは15ヵ月間、選手活動を禁じられていた。

 第1セットでシャラポワは1-4とリードされていたが、そこから4-4まで挽回した。しかし、大坂はサービスをキープして5-4とし、それから、シャラポワのダブルフォールトにつけ込んでブレークを果たすと、6-4でセットを締めくくった。

 世界44位の大坂は、第2セットでも先手を取り4-2とリードした。シャラポワはブレークを果たしてふたたび4-4に追いついたが、大坂は最後の2ゲームを取り、1時間半で試合を終わらせた。

 一方、サマンサ・ストーサー(オーストラリア)はスロー・スタートを克服して、ローレン・デービス(アメリカ)を3-6 6-3 6-3で下した。

 またこの日は、ふたりのアメリカのティーンエイジャーが2回戦に駒を進めた。

 アマンダ・アニシモワ(アメリカ)は、世界94位のポリーヌ・パルモンティエ(フランス)を6-2 6-2で下し、WTAツアー初勝利を記録した。ワイルドカード(主催者推薦枠)で本戦出場権を手に入れた16歳のアニシモワは、2017年USオープン・ジュニア優勝者だ。

 やはりワイルドカードで出場した19歳のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)は、11本のサービスエースを刻みつつ、2時間半の戦いの末に世界78位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を3-6 7-6(6) 6-3で倒した。

 この2週間の大会の初日に行われた、そのほかの試合では、べリンダ・ベンチッチ(スイス)がマッチポイントを凌いでティメア・バボス(ハンガリー)を1-6 6-1 7-6(4)で下した。ワイルドカードで出場したユージェニー・ブシャール(カナダ)は、予選を勝ち上がったサーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)に3-6 4-6で敗れた。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は木曜日、14ヵ月ぶりにツアーに戻ってくる。彼女は木曜日のナイトマッチでザリナ・ディアス(カザフスタン)に対し、1回戦をプレーすることになっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマリア・シャラポワ(ロシア)
INDIAN WELLS, CA - MARCH 07: Maria Sharapova of Russia leaves the court after losing to Naomi Osaka of Japan during the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 7, 2018 in Indian Wells, California. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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