前年準優勝のプイユが決勝でハチャノフと対戦へ [オープン13 プロバンス]
フランス・マルセイユで開催されている「オープン13 プロバンス」(ATP250/2月19~25日/賞金総額71万8810ドル/室内ハードコート)のシングルス準決勝で、第3シードのルカ・プイユ(フランス)が予選から勝ち上がったイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-3 7-6(6)で下し、決勝に進出した。
2週間前に南フランス・オープンで優勝した世界16位のプイユは今、キャリア6度目のタイトル獲得に照準を合わせている。
彼は決勝で、第9シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。ハチャノフは準決勝で、第4シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を6-3 6-2で倒した。
第2セットで3-1とリードしたとき、プイユは楽勝に向け突き進んでいるように見えていたのだが、193位のイバシカはブレークバックし、3-3のタイに追いついた。第11ゲームでプイユはふたたび主導権を取り戻し、3度目のサービスブレークに成功。これで彼は、サービスゲームをキープすれば勝ち、というチャンスを手にした。
ところがプイユはここから3つのマッチポイントをふいにしてしまい、イバシカは逆にこのゲーム5度目のブレークポイントをものにして、勝負をタイブレークに持ち込んだ。
タイブレークでプイユは5-2とリードするが、イバシカはここでも挽回し、続く4ポイントを取って、セットポイントをその手に握った。しかし、彼はフォアハンドをアウトしてしまい、そのチャンスをふいにしてしまったのだ。
次のポイントではプイユが回転をかけたフォアをコーナーに打ち込み、7-6とリード。続いてイバシカはセカンドサービスに対するリターンをネットにかけ、プイユは4度目のマッチポイントで、ようやく勝利を確定させたのだった。
「いくつかのマッチポイントでミスしてしまい、そこから戦いは本当に厳しいものとなった」とプイユは振り返った。
世界47位のハチャノフはキャリア2度目の決勝で、2度目のタイトルを狙う。彼は2年前に、中国の成都オープンで優勝していた。
この試合を通してハチャノフは、ファーストサービスからのポイントの90%、第2セットだけ見れば100%の確率でポイントを取り、サービスにおいて脅威だった。彼は8本のサービスエースを決め、ベルディヒのサービスゲームを4度破った。自分のサービスゲームで守備に回っているときでさえ、ハチャノフは非常に頑強であり、3つのブレークポイントのすべてをセーブした。
ハチャノフは昨年のフレンチ・オープン2回戦でも、ベルディヒを倒していた。
プイユは、今年2つ目のATPタイトルのかかったレースに、いまだ勝ち残っている。昨年の同大会決勝で敗れているプイユは、まだ一度もハチャノフと対戦したことがない。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年のパリ・マスターズでのルカ・プイユ(フランス)
PARIS, FRANCE - NOVEMBER 02: Lucas Pouille of France returns a forehand against Jack Sock of the USA during Day 4 of the Rolex Paris Masters held at the AccorHotels Arena on November 2, 2017 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
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