カサキナがラドバンスカを、大坂はムラデノビッチを倒す [ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権]
「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTAプレミア/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月19~24日/賞金総額262万3485ドル/ハードコート)の女子シングルスで、ここ9年で初めて元チャンピオンのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が1回戦負けを喫した。ダリア・カサキナ(ロシア)が2時間の戦いのあとに、7-5 6-4でラドバンスカを破ったのである。
2012年にドバイで優勝し、ウインブルドンで準優勝したあと、世界ランキング2位にまで至ったラドバンスカは、足の故障とウイルス性疾患などで、歯がゆい2017年を耐え抜かなければならなかった。年の終わりになるまで、彼女は健康になったと感じることができなかったのだという。
また、第8シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した日本の大坂なおみ(日清食品)に2-6 2-6で敗れた。
第7シードのジョハナ・コンタ(イギリス)はアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を7-6(2) 6-2で下し、次のラウンドでもうひとりのロシア人、カサキナと対戦する。
エレナ・べスニナ(ロシア)はペン・シューアイ(中国)を6-4 7-5で倒した。彼女は2回戦で、フレンチ・オープン・チャンピオンのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。第4シードのオスタペンコは1回戦をBYEで免除されている。
ラドバンスカは第1セットの第11ゲームで、一時40-15とリードしていたにも関わらず、勝負を左右するブレークを相手に許してしまった。
カサキナは、第2セットでさらに2度ブレークを果たして3-0とリードしたが、ラドバンスカはそこから挽回。一度は追いついたが、4-4からふたたびサービスゲームを落として4-5とされ、最後はカサキナがサービスゲームをキープして試合にケリをつけた。
WTAツアーの大会で20回の優勝経験を持つラドバンスカは、トップ10に戻ることが自分の2018年の目標だと言ったが、難しい任務になるだろうとも認めた。
「肉体的には、昨年よりもずっといい感じを覚えているわ。11月、12月、1月、…ふたたび健康になり、適切な体重に戻るためだけに、それらの3ヵ月が必要だった。でも、すべてに時間がかかるものなのよ」と彼女はコメントした。
「特に若い選手とプレーしているときには、以前よりも厳しくなってきている。長くよい試合は、肉体的にも精神的にもタフなものだから」
一方、日曜日のドーハで今月2大会連続となる優勝を遂げたあと、ランキングを10位にまで戻したぺトラ・クビトバ(チェコ)は、脚の故障を理由に挙げてドバイへの出場を取り消した。
今大会の第1シードはエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第2シードはガルビネ・ムグルッサ(スペイン)となっている。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はダリア・カサキナ(ロシア/奥)とアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 19: Daria Kasatkina of Russia is congratulated by Agnieszka Radwanska of Poland during day one of the WTA Dubai Duty Free Tennis Championship at the Dubai Tennis Stadium on February 19, 2018 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)
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