日本が台湾を下して全試合勝利で予選リーグを終了、決勝は2年連続カザフスタンとの対戦に [フェド杯アジア・オセアニア1部]

「フェドカップ(フェド杯)アジア・オセアニアグループ1部」(インド・ニューデリー/2月7~10日/ハードコート)の大会3日目は予選リーグの第3戦が行われ、ワールドグループ復帰を目指す日本は、第3戦で台湾と対戦した。

 4年連続でアジア・オセアニアゾーンでの戦いとなる日本は、第1試合で加藤未唯(佐川印刷:単130位)がスー・チンウェン(単547位)を6-2 6-1で、第2試合のエース対決では日比野菜緒(LuLuLun:単90位)がスー・チーユ(単377位)を7-6(8) 6-4で破り、勝利を確定させた。

 日本は第3試合のダブルスでも加藤(複57位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複38位)が勝利をおさめ、予選リーグ全試合勝利で決勝進出を決めた。

 日本は3年ぶりのプレーオフ進出をかけて、プールAの首位通過を決めたカザフスタンと2年連続で対戦する。

勝利を確定させる2勝目を挙げた日比野菜緒(LuLuLun)

 フェド杯は男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。世界の上位16ヵ国が争うトップカテゴリーは「ワールドグループ」と「ワールドグループⅡ」の2部(8ヵ国ずつ)に分けられている。

 ワールドグループの会場はホーム&アウェー方式となっているが、各地域ゾーンは1ヵ所集中開催。今年のアジア・オセアニアゾーン1部はインド・ニューデリーで行われ、日本を含めた8ヵ国が2グループに分かれて総当たり戦を行い、最終日の順位決定戦で両グループの1位通過国同士が優勝決定戦(各グループ順位決定戦)を行う。いずれの対戦もシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 優勝国は4月21日、22日に行われるワールドグループ2部プレーオフに進出し、各プール3位の国が別プール4位の国と対戦し、敗れた2国がアジア・オセアニアゾーン・グループ2部に自動降格となる。

※文中の世界ランクは2月5日付、出場選手は変更される可能性があります。

プールA|第3戦

中国(2勝1敗)0-3 カザフスタン(3勝)

S2 ●ヤン・ザオシャン(単125位)5-7 2-6 ○ザリナ・ディアス(単55位)
S1 ●ワン・ヤファン(単125位)4-6 6-4 1-6 ○ユリア・プティンセバ(単81位)
D ●ワン(複119位)/ヤン(複31位)不戦勝 ○Gozal AINITDINOVA(複632位)/Zhibek KULAMBAYEVA(複777位)

インド(1勝2敗)3-0 香港(3敗)

S2 ○カルマン・タンディ(単284位)6-3 6-4 ●エウディス・チョン(単331位)
S1 ○アンキタ・レイナ(単253位)6-3 6-2 ●リン・ジャン(単761位)
D ○プラルタナ・トンバリ(複131位)/プランジャラ・ヤドラパリ(複417位)6-2 6-4 ●クワン ヤウ・ウン(複1187位)/ホー チン・ウー(複1164位)

プールB|第3戦

日本(3勝)3-0 台湾(3敗)

S2 ○加藤未唯(佐川印刷:単130位)6-2 6-1 ●スー・チンウェン(単547位)
S1 ○日比野菜緒(LuLuLun:単90位)7-6(8) 6-4 ●スー・チーユ(単377位)
D ○加藤未唯(佐川印刷:複57位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複38位)6-2 7-6(1) ●スー・チンウェン(複307位)/リー・ヤーシュエン(複523位)

タイ(1勝2敗)1-2 韓国(2勝1敗)

S2 ●ニチャ・ラピタクシンチャイ(単574位)7-6(5) 2-6 0-6 ○チョン・スナム(単435位)
S1 ○ルクシカ・クンクン(単99位)6-0 2-6 7-5 ●ハン・ナレ(単255位)
D ●クンクン(複166位)/ピアンタン・プリプーチ(複127位)7-5 6-7(3) 3-6 ○ハン・ナレ(複302位)/キム・ナリ(複350位)

※トップ写真はS2で日本の1勝目を挙げた加藤未唯(佐川印刷)
撮影◎テニスマガジン

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