ブラウンが途中棄権し2回戦へ、マウが思いやりの言葉 [南フランス・オープン]

 フランス・モンペリエで開催されている「南フランス・オープン」(ATP250/2月5~11日/賞金総額56万1345ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのダビド・ゴファン(ベルギー)がジル・シモン(フランス)を6-4 6-2で下し、準々決勝に駒を進めた。

 33歳のシモンは過去3対戦のうち2試合で勝っていたが、この日はサービスを6度ブレークされた。ゴファンは準々決勝でリカルダス・ベランキス(リトアニア)とカレン・ハチャノフ(ロシア)の試合の勝者と対戦する。ハチャノフらは木曜日に2回戦の試合をプレーすることになっている。

 第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)はジェレミー・シャルディ(フランス)を6-2 6-1で一蹴し、ベスト8でゴファンに合流した。ルブレフはそこで、第3シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)とニコラ・マウ(フランス)の地元勢対決の勝者と対戦する。

 1回戦の残りの試合では、第5シードのリシャール・ガスケ(フランス)がダニール・メドべデフ(ロシア)を6-0 6-3で倒した。ガスケは相手に一度もブレークポイントを与えなかった。彼は2回戦で、同胞のピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦する。エルベールは1回戦で、ケニー・デ シェパー(フランス)を7-6(4) 6-7(5) 6-4の接戦の末に退けた。

 ジョン・ミルマン(オーストラリア)は第8シードの杉田祐一(三菱電機)に5-7 6-3 6-4で競り勝った。

 一方マウは、ダスティン・ブラウン(ドイツ)が背中の痛みを理由に棄権を決めたとき、6-7(2) 2-5で劣勢に立たされていた。ブラウンは、あるラリーのあとに背中下部を押さえて崩れ落ち、コートに倒れ込んで治療を受けたすぐあとに棄権を決めた。

「こんなふうな試合の終わりを経験したのは、初めてのことだ。第2セットでダスティンは完全に試合を支配していた」とマウは言った。「彼が涙を流しているのを見たときには、このような勝利を祝うことなどできない。ダスティンはまた、素晴らしいやつでもある。皆が彼のことを好きなんだ」。

 ルベン・ビーママンズ(ベルギー)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカルバン・エメリー(フランス)を6-1 6-2で倒すのに、わずか50分しか必要としなかった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2回戦に進んだニコラ・マウ(フランス)、1月の全豪予選で撮影
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 10: Nicolas Mahut of France competes in his first round match against Danilo Petrovic of Serbia during 2018 Australian Open Qualifying at Melbourne Park on January 10, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Robert Prezioso/Getty Images)

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