ムグルッサに続いてコンタも途中棄権、スビトリーナとプリスコバが準々決勝へ [ブリスベン国際]

 オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(WTAプレミア/12月31日~1月6日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)が、2012年大会優勝者のカイア・カネピ(エストニア)を3-6 7-5 6-2で退け、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に対する準決勝へと駒を進めた。

 木曜日のナイトマッチは、双方が劣勢を覆して戦い合うシーソーゲームとなった。

 プリスコバは昨シーズンをブリスベンでの優勝でスタートし、2017年を4位で終える前に、7月に一時世界1位にまで上っていた。

 第1セットでのプリスコバは、カネピのパワフルなグラウンドストロークに苦しめられたが、第2セットに入るとリズムをつかみ、第3セットでは、はっきりと優勢に立った。

 一方、第3シードのスビトリーナは、準々決勝の第3セットで腰に故障を負ったジョハナ・コンタ(イギリス)が途中棄権したため、1-6 7-6(6) 3-2となったところで準決勝進出を決めた。

 右の腰に治療を受けたコンタがネットサイドに歩いて行き、もうプレーを続けることはできない、と告げたとき、スビトリーナは自分のサービスをキープしたばかりのところだった。

 コンタの棄権は、世界2位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がシーズン初戦の第3セットで、こむらがえりに苦しめられた末に棄権した一幕の2日後に起きた。

 コンタは、来週に「シドニー国際」でタイトル防衛に挑戦するに十分な体調か否か、それが2016年に準決勝、2017年に準々決勝に至ったオーストラリアン・オープンでの可能性にどんな影響を与えるのか、はっきりはわからないと言った。

「(悪くなりそうな)予感みたいなものがあったのだけれど、それが常に信憑性のあるものとは限らない。だから、多くを語ることなく、あまりいい感触でなかった、とでもしておくわ」と、コンタは故障についてコメントした。

「軽度の捻挫や筋違い、筋肉の収縮以上のものでないことを願うばかりだわ」

 第7シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)はアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を6-2 6-4で下し、予選を勝ち上がったアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)に対する準決勝へと駒を進めた。サスノビッチは、アリゼ・コルネ(フランス)を3-6 6-2 6-3で退けた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は準々決勝を途中棄権したジョハナ・コンタ(イギリス)
Photo: BRISBANE, AUSTRALIA - JANUARY 04: Johanna Konta of Great Britain retires injured in her match against Elina Svitolina of Ukraine during day five of the 2018 Brisbane International at Pat Rafter Arena on January 4, 2018 in Brisbane, Australia. (Photo by Chris Hyde/Getty Images)

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