ムグルッサがケイレンで途中棄権 [ブリスベン国際 ]
オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(WTAプレミア/12月31日~1月6日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第3セットの出だしで足のケイレンのために棄権した。1回戦がBYE(免除)だったムグルッサにとって、この試合は大会初戦だった。
ムグルッサはアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)に対するこの日の試合で、一度はベースラインの後ろで転倒し、第3セットでリードしているときに棄権することを余儀なくされた。
ウインブルドン・チャンピオンのムグルッサはセットを先取し、第2セットでもサービスブレークを果たして一時5-2とリードしていたが、クルニッチが挽回してくる中、ストレートで試合を終わらせることができず。クルニッチはもつれ込んだタイブレークをものにし、勝負の行方を第3セットに持ち込んだ。
昨年は4週間の間、世界1位の座についていたムグルッサは、湿度の高い環境の中、パット・ラフター・スタジアムで2時間半近い戦いを潜り抜けたあと、脚のこむらがえりによってプレーを続行できなくなり、クルニッチに“5-7 7-6(3) 1-2のあとの棄権”という勝利を献上してしまうことになった。
「私はあまり頻繁にケイレンを起こす体質ではないから、今日、自分の体がこんなふうに反応したことに、実際、驚いているわ」とムグルッサは言った。彼女はまた、ふくらはぎの筋肉がつり始めたのは、第2セットの序盤だったとも言い添えた。「残念だわ。私は年の最初の大会をプレーすることにワクワクしながら、いつもここにやってくる。今回は、ちょっと運がなかったのでしょうね」。
クルニッチは、第7シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に対する準々決勝へと駒を進めた。セバストワはソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-2 6-1で下した。
「間違いなく、あまりいい感じがするものではないわ。第一に、アスリートである私にとって、同僚が試合を終えることができずにコートから立ち去るところを見るのは気持ちがいいことではない」と、クルニッチはオンコート・インタビューで言った。「ガルビネが早く回復し、グランドスラム大会(オーストラリアン・オープン)に向け、よくなるよう願っている」。
ブリスベン国際はムグルッサにとって、1月15日に始まるオーストラリアン・オープン前に準備を整えるために出場する、唯一の大会だった。
「今、どんな選択肢があるか検討してみるわ。もしかすると、このまま直にメルボルンに行くかもしれない」とムグルッサは言った。「ここでプレーし続けないことになるとは予想していなかったのよ」。
そのほかの試合では、アリゼ・コルネ(フランス)がミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)を6-1 7-5で下し、準々決勝に進出した。(C)AP(テニスマガジン)
※トップ写真は試合中にケイレンを起こしたガルビネ・ムグルッサ(スペイン)
Photo: BRISBANE, AUSTRALIA - JANUARY 02: Garbine Muguruza of Spain is injured in her match against Aleksandra Krunic of Serbia during day three of the 2018 Brisbane International at Pat Rafter Arena on January 2, 2018 in Brisbane, Australia. (Photo by Bradley Kanaris/Getty Images)
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