男子決勝は第2セットまでナダルがジョコビッチを圧倒 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が対戦。第1セットを6-0で先取したナダルが第2セットも6-2で奪い、勝利まであと1セットに迫った。

 両者の過去の対戦成績はジョコビッチが29勝26敗でリードしているが、グランドスラム大会では9勝6敗、フレンチ・オープンでも6勝1敗とナダルが優位に立っている。全仏で最後に対戦した2015年の準々決勝ではジョコビッチが7-5 6-3 6-1で勝っており、それはナダルがクレーコートの5セットマッチで敗れた最後の試合だった。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 ロラン・ギャロスに16年連続出場となる33歳のジョコビッチは、2016年の決勝でアンディ・マレー(イギリス)を倒して生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つのグランドスラムのすべてを制すること)を達成。昨年は準決勝で、ドミニク・ティーム(オーストリア)に2-6 6-3 5-7 7-5 5-7で敗れていた。

 この決勝でジョコビッチが勝てば、「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業を成し遂げることになる。

 33歳のナダルは3度目の4連覇とともに自身の持つ最多記録を更新する13度目の優勝を目指しており、実現すればグランドスラムのタイトル総数「20」で男子歴代トップのロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶことができる。

 今大会で圧倒的な戦績を誇るナダルはここまで99勝2敗という驚異的な戦績を築いており、この一戦に勝てば前人未到のマッチ100勝目に到達する。(テニスマガジン)

※写真はラファエル・ナダル(スペイン)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 11: Rafael Nadal of Spain plays a backhand during his Men's Singles Final against Novak Djokovic of Serbia on day fifteen of the 2020 French Open at Roland Garros on October 11, 2020 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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