元ウインブルドン・ジュニア女王が20歳にして無期限休養へ

昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の予選1回戦で敗れたあと戦線を離脱していたソフィヤ・ジュック(ロシア)が、わずか20歳にしてテニスから離れて無期限の休養中であることを発表した。

 4月21日に自身のインスタグラムを更新したジュックは、ファンから「何故プレーしないのか、いつ戻ってくるのか」という質問を毎日のように受け取っていたことを明かし、「私はここ数年に渡って深刻なケガに苦しんでおり、痛みを抱えてプレーしていた」ことを告白した。

「自分の健康と将来のことを考え、痛みがなく精神的にも解放されたいと思うようになりました」とジュックは胸の内を明かし、現在はテニスから離れた生活を送っていることを報告した。

 ジュックは15歳だった2015年のウインブルドン・ジュニア決勝でアンナ・ブリンコバ(ロシア)を破り、ノーシードから栄冠に輝いた。ITFツアーでは2014年から17年にかけてシングルスで6勝を挙げ、2018年12月に世界ランク自己最高116位をマークした。

 WTA(女子テニス協会)の公式サイトで公開されたインタビューの中で、ウインブルドン・ジュニアの前でさえ背中の状態は非常に悪く、医師からもほとんど見放されたような状態だったのだとジュックは説明した。

※写真は2015年ウインブルドン・ジュニアでのソフィヤ・ジュック(ロシア)(Getty Images)

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