ゲルゲスがバンダウェイを倒し、シーズン最終戦を優勝で締めくくる [WTAエリート・トロフィー]
中国・珠海で開催された「WTAエリート・トロフィー珠海」(10月31日~11月5日/賞金総額228万935ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が第2シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)を7-5 6-1で倒して優勝を遂げた。
ゲルゲスは第1セットで2-5とリードを奪われていたが、そこから巻き返して、続く11ゲームのうち10ゲームを奪い、2大会連続のWTAタイトル獲得に向け一気に突き進んだ。
「これよりもよいシーズンの終わり方を想像することはできないわ。2週間のうちに2つのタイトルを獲り、それもこのタイトルはもっとも大きいものなのだから」とゲルゲスはコメントした。
ゲルゲスは、2週間前にモスクワのクレムリン・カップで優勝し、12人の選手による、ここ珠海の出場権をぎりぎりになって獲得した。彼女はここ9試合連続で勝利を収めたことになる。
第2シードとして大会に乗り込んできたバンダウェイは、ゲルゲスに対する決勝で、5度サービスをブレークされた。
「今日は、ややエネルギーが不足しているように感じたわ。でも何より、ユリアが本当にいいプレーをした」とバンダウェイは試合を振り返った。「彼女は素晴らしい2週間を送って年を締めくくった。私は決勝に、活力が尽きたような状態で臨むことになってしまって少しがっかりしているわ」。
ゲルゲスはこの勝利により、WTAランキングでキャリア最高の14位にまで浮上することになる。
珠海でのこの大会には、シンガポールでのWTAファイナルズの出場権を逃したツアーのトップ女子選手が出場した。12人の選手たちは1グループ各3人の4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの勝者が準決勝に進出する形式で行われた。(C)AP(テニスマガジン)
決勝
○ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7] 7-5 6-1 ●ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2]
準決勝
○ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2] 6-3 6-3 ●アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]
○ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7] 6-3 6-3 ●アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]
ラウンドロビン・グループ成績 [ ]はシード順位
アザレア・グループ
クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[1]、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7]、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)[10]
○ゲルゲス 6-1 7-6(5) ●リバリコバ
○ゲルゲス 6-2 7-6(4) ●ムラデノビッチ
○リバリコバ 7-5 1-6 7-6(5) ●ムラデノビッチ
ブーゲンビリア・グループ
ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2]、エレナ・ベスニナ(ロシア)[6]、ペン・シューアイ(中国)[12]
○バンダウェイ 3-6 6-3 6-2 ●ペン
○バンダウェイ 6-3 6-2 ●ベスニナ
○ペン 6-2 1-0 途中棄権 ●ベスニナ
カメリア・グループ
スローン・スティーブンス(アメリカ)[3]、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]、バーボラ・ストリコバ(チェコ)[11]
○セバストワ 7-5 6-3 ●スティーブンス
○セバストワ 6-3 6-4 ●ストリコバ
○ストリコバ 5-0 途中棄権 ●スティーブンス
ローズ・グループ
アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)[4]、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[8]、アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]
○バーティ 6-4 6-1 ●パブリウチェンコワ
○バーティ 6-3 6-4 ●ケルバー
○パブリウチェンコワ 6-3 3-6 6-2 ●ケルバー
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