ゲルゲスが準決勝進出、最後のひとり [WTAエリート・トロフィー]
中国・珠海で開催されている「WTAエリート・トロフィー珠海」(10月31日〜11月5日/賞金総額228万935ドル/ハードコート)で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が第1シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-2 7-6(4)で破り、準決勝に進出した。
ゲルゲスは準決勝で、ココ・バンダウェイ(アメリカ)、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)、アシュリー・バーティ(オーストラリア)と合流する。
アザレア・グループから勝ち上がるのに、1セットを取りさえすればよかったゲルゲスは、ムラデノビッチのサービスを4度にわたってブレークした。
「私は本当にこの試合に勝ちたいと願っていた」とゲルゲスは言った。「1セットを取らねばいけないか否かなど重要ではなかった。私は試合に負けて、それでも準決勝に進むことなど嫌だった。そんなのちょっぴり奇妙だわ」。
ゲルゲスは先月のモスクワのタイトルを含め、ここ7試合に連続で勝っている。反対にムラデノビッチは、ここ12試合で12連敗と、かなり深刻な不振に陥っていた。
ゲルゲスは準決勝でセバストワと対戦する。一方、バンダウェイはバーティと戦うことになる。
第12シードのペン・シューアイ(中国)は、ブーゲンビリア・グループの試合で、第6シードのエレナ・べスニナ(ロシア)に対して6-2 1-0とリードを奪っていたが、べスニナが背中の故障を理由にそこで棄権を決めた。対戦前に、ペンとべスニナの双方のグループ敗退はすでに決まっていた。
USオープン・チャンピオンのスローン・スティーブンス(アメリカ)もまた、試合を途中棄権した。試合を止めることを決めたとき、彼女はカメリア・グループの対バーボラ・ストリコバ(チェコ/第11シード)戦で、0-5とリードされていた。
珠海でのこの大会には、シンガポールでのWTAファイナルズで出場権を逃したツアーのトップ選手たちが出場している。12人の選手たちは1グループ各3人の4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの勝者が準決勝に進出する形式になっている。(C)AP(テニスマガジン)
ラウンドロビン・グループ成績 [ ]はシード順位
アザレア・グループ
クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[1]、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7]、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)[10]
○ゲルゲス 6-1 7-6(5) ●リバリコバ
○ゲルゲス 6-2 7-6(4) ●ムラデノビッチ
○リバリコバ 7-5 1-6 7-6(5) ●ムラデノビッチ
ブーゲンビリア・グループ
ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2]、エレナ・ベスニナ(ロシア)[6]、ペン・シューアイ(中国)[12]
○バンダウェイ 3-6 6-3 6-2 ●ペン
○バンダウェイ 6-3 6-2 ●ベスニナ
○ペン 6-2 1-0 途中棄権 ●ベスニナ
カメリア・グループ
スローン・スティーブンス(アメリカ)[3]、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]、バーボラ・ストリコバ(チェコ)[11]
○セバストワ 7-5 6-3 ●スティーブンス
○セバストワ 6-3 6-4 ●ストリコバ
○ストリコバ 5-0 途中棄権 ●スティーブンス
ローズ・グループ
アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)[4]、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[8]、アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]
○バーティ 6-4 6-1 ●パブリウチェンコワ
○バーティ 6-3 6-4 ●ケルバー
○パブリウチェンコワ 6-3 3-6 6-2 ●ケルバー
準決勝 トーナメント
ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2] vs アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]
ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7] vs アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]
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