ゲルゲスが準決勝進出、最後のひとり [WTAエリート・トロフィー]

 
 中国・珠海で開催されている「WTAエリート・トロフィー珠海」(10月31日〜11月5日/賞金総額228万935ドル/ハードコート)で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が第1シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-2 7-6(4)で破り、準決勝に進出した。 

 ゲルゲスは準決勝で、ココ・バンダウェイ(アメリカ)、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)、アシュリー・バーティ(オーストラリア)と合流する。

グループ1位となり準決勝に進んだゲルゲス
ZHUHAI, CHINA - NOVEMBER 03: Julia Goerges of Germany celebrates winning the singles Round Robin match of the WTA Elite Trophy Zhuhai 2017 against Kristina Mladenovic of France at Hengqin Tennis Center on November 03, 2017 in Zhuhai, China. (Photo by Power Sport Images/Getty Images)

 アザレア・グループから勝ち上がるのに、1セットを取りさえすればよかったゲルゲスは、ムラデノビッチのサービスを4度にわたってブレークした。

「私は本当にこの試合に勝ちたいと願っていた」とゲルゲスは言った。「1セットを取らねばいけないか否かなど重要ではなかった。私は試合に負けて、それでも準決勝に進むことなど嫌だった。そんなのちょっぴり奇妙だわ」。

 ゲルゲスは先月のモスクワのタイトルを含め、ここ7試合に連続で勝っている。反対にムラデノビッチは、ここ12試合で12連敗と、かなり深刻な不振に陥っていた。
 
 ゲルゲスは準決勝でセバストワと対戦する。一方、バンダウェイはバーティと戦うことになる。

 第12シードのペン・シューアイ(中国)は、ブーゲンビリア・グループの試合で、第6シードのエレナ・べスニナ(ロシア)に対して6-2 1-0とリードを奪っていたが、べスニナが背中の故障を理由にそこで棄権を決めた。対戦前に、ペンとべスニナの双方のグループ敗退はすでに決まっていた。

 USオープン・チャンピオンのスローン・スティーブンス(アメリカ)もまた、試合を途中棄権した。試合を止めることを決めたとき、彼女はカメリア・グループの対バーボラ・ストリコバ(チェコ/第11シード)戦で、0-5とリードされていた。

 珠海でのこの大会には、シンガポールでのWTAファイナルズで出場権を逃したツアーのトップ選手たちが出場している。12人の選手たちは1グループ各3人の4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの勝者が準決勝に進出する形式になっている。(C)AP(テニスマガジン)

ラウンドロビン・グループ成績  [ ]はシード順位

アザレア・グループ

クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[1]、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7]、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)[10]

○ゲルゲス 6-1 7-6(5) ●リバリコバ
○ゲルゲス 6-2 7-6(4) ●ムラデノビッチ
○リバリコバ 7-5 1-6 7-6(5) ●ムラデノビッチ

ブーゲンビリア・グループ

ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2]、エレナ・ベスニナ(ロシア)[6]、ペン・シューアイ(中国)[12]

○バンダウェイ 3-6 6-3 6-2 ●ペン
○バンダウェイ 6-3 6-2 ●ベスニナ
○ペン 6-2 1-0 途中棄権 ●ベスニナ

カメリア・グループ

スローン・スティーブンス(アメリカ)[3]、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]、バーボラ・ストリコバ(チェコ)[11]

○セバストワ 7-5 6-3 ●スティーブンス
○セバストワ 6-3 6-4 ●ストリコバ
○ストリコバ 5-0 途中棄権 ●スティーブンス

ローズ・グループ

アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)[4]、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[8]、アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]

○バーティ 6-4 6-1 ●パブリウチェンコワ
○バーティ 6-3 6-4 ●ケルバー
○パブリウチェンコワ 6-3 3-6 6-2 ●ケルバー

準決勝 トーナメント

ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2] vs アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]

ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7] vs アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles