ウォズニアッキがビーナスを初めて破り、キャリア最大タイトル [WTAファイナルズ]
トップ8によるエリート大会「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(10月22~29日/シンガポール/賞金総額700万ドル/室内ハードコート)のシングルス決勝で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-4 6-4で倒し、キャリア最大のタイトルを獲得した。
ウォズニアッキは2度目のマッチポイントで、ダウン・ザ・ラインに打ち込んだバックハンドによって勝負を決め、今季60番目の勝利をその手につかんだ。
27歳のウォズニアッキにとって、これに先立つWTAファイナルズでの最高成績は2010年の決勝進出だった。
日曜日にキャリア50番目のタイトルを獲りたいと願っていたビーナスは、今季のWTAファイナルズ出場者の中で、シーズン中に一度も優勝を遂げていなかった唯一のプレーヤーだった。とはいえ37歳のビーナスは、シーズンでもっとも威信ある5大会のうち3大会で決勝に進出した。オーストラリアン・オープン、ウインブルドン、そしてここシンガポールである。
2008年にWTAファイナルズで優勝していたビーナスは、ウォズニアッキに対する過去7対戦のすべてで勝利をおさめていた。
「8は私のラッキーナンバーだから、もし私がキャリアを通し、最低でも一度彼女を倒すというのなら、それが今日であるよう願っていた」とウォズニアッキは言った。「私はただ出ていってベストを尽くしたの」。
第2セットでウォズニアッキはあっという間に5-0とリードを奪ったが、そこからビーナスが遅まきながらの挽回を試みた。
「やや遅すぎる段階に至るまで、私は自分のベストのテニスを引き出すことができなかったみたいね」とビーナスは試合後に振り返った。「次の機会には、もっと早くにもう少しいいプレーをするよう努めるわ。それがよいプランでしょうね」。
ウォズニアッキは第1セット、5-3からの自分のサービスゲームを落とし、また第2セットでもここをキープすれば勝利という第7、第9ゲームでサービスをブレークされた。
「まだ震えているわ」とウォズニアッキ。「第2セットで私は5-0だったのに、そこからビーナスがプレーのレベルを上げ始めた。彼女はより思いきりよくショットを打ち込み始め、私の体の正面めがけてサービスを打ってきた。最後になんとか勝つことができて、ただただうれしいわ」。(C)AP(テニスマガジン)
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