ビーナス・ウイリアムズはWTAファイナルズに向け準備万端
ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、キャリア5度目、そして2009年以来となるシーズン末のWTAファイナルズに戻ってきた。大会は日曜に、シンガポールでスタートする。
ビーナスは、現世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、2位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、3位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、4位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、6位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、7位のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、9位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)に合流する。
年末のトップ8によるエリート大会へのこれまでの出場経験について、ビーナスは、「その皆が、かなり特別なものだわ」と言った。「年の終わりだし、トップ8のみが出場できる。間違いなく、1年を通し勝ち獲ったご褒美だわ」。
37歳のビーナスは、この年末のエリート大会出場権を勝ち獲った選手の中で、史上3番目に年齢が高い。彼女の上をいくのは、1983年に39歳で出場したビリー ジーン・キングと、1994年に38歳で臨んだマルチナ・ナブラチロワ(ともにアメリカ)だ。
ビーナスは今年のドローの中で最年長であり、彼女に次いで年齢が高いのは、27歳のウォズニアッキとなっている。
1995年からプレーしているビーナスは、女子テニスが進化していく様子を目撃してきた。彼女は、「競争はずっと激しくなったわ。実際これは、素晴らしい変化よ」と言った。
2008年のビーナスは、ラウンドロビンを3勝0敗で抜け、決勝でベラ・ズボナレワ(ロシア)を倒してWTAファイナルズのタイトルを獲得した。彼女はまた、この大会に参加した初回と2回目に当たる1999年と2000年に、準決勝に進出している。
ビーナスは今季、オーストラリアン・オープン、ウインブルドンと、2度グランドスラム大会決勝に進出。全豪での彼女は、知られてはいなかったがすでに妊娠していた妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れ、ウインブルドンではムグルッサの前に屈した。
ガルシアを除くすべての参加選手が、今週の成績次第で、年末の最終ランキング1位になる可能性を擁している。ビーナスはそのキャリアを通し、11週間をナンバーワンとして過ごした経験がある。
ラウンドロビンでのビーナスは、今季のある段階で世界1位となっていた、やはりビッグヒッターのムグルッサとプリスコバ、そしてフレンチ・オープン女王のオスタペンコと同じ、ホワイト・グループに入っている。
ビーナスは日曜、プリスコバとの対戦で大会を始める。過去の対戦で、ふたりは1勝1敗で星を分けている。
一方、ムグルッサとの対戦成績は、3勝2敗でビーナスがわずかにリードしており、対オスタペンコでは1勝0敗だ。
「私のグループには、よりアグレッシブなスタイルの選手が揃っていて、もうひとつのグループは、より守備的ね」とプリスコバはコメントした。
「私は明日、ビーナスとの対戦で大会を始める。私は一度、マッチポイントを握られてから彼女を倒したことがあり、一度は非常に競った末に敗れた。この試合は、どちらが勝つか分からない、双方に可能性が開いたものだわ」(C)AP(テニスマガジン)
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