ガルシアが初のWTAファイナルズ出場権を獲得、コンタのモスクワ棄権による
WTAの発表によれば、ジョハナ・コンタ(イギリス)が来週のクレムリン・カップ(モスクワ)出場を取り消し、これによりカロリーヌ・ガルシア(フランス)が、WTAファイナルズ出場枠の最後の1席である8番目の場所を確保した。
コンタは今月の香港オープン棄権の原因となった左足の故障後、まだプレーできるまでに回復していない。
ウインブルドン準決勝に至ったあと、コンタはキャリア最高の4位にまで浮上していたが、ここ5大会はそのすべてで初戦負けを喫し、10位にまでランキングを落としていた。
そんな中、ガルシアは北京と武漢で優勝を遂げ、ランキングでコンタを追い越した。
コンタがモスクワ出場を取り消したことにより、ガルシアは10月22日からシンガポールで行われるシーズン末のエリート大会、WTAファイナルズへのダイレクトの出場権を手にした、2006年のアメリ―・モレスモー以来のフランス人女子プレーヤーとなった。
またフォーマットが16人から8人の精鋭大会の形をとるようになった2003年以降にWTAファイナルズに出場したフランス人としては、2003年から2006年まで連続出場したモレスモーのほか、メアリー・ピアス(2003年)、マリオン・バルトリ(2007、2011年)に次ぐ4人目のフランス人ということになる。(※バルトリはダイレクトの出場権獲得ではなかった。2007年はセレナ・ウイリアムズの故障による欠場で繰り上がり。9番目の選手として待機していた2011年にはラウンドロビンでマリア・シャラポワが故障したため代役で出場)
すでにWTAファイナルズ出場を決めていた、そのほかの選手は、新ナンバーワンのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、世界2位でウインブルドン・チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、フレンチ・オープン優勝者のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)という顔ぶれになっている。(C)AP(テニスマガジン)
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