全豪ジュニア優勝者、17歳の園部八奏がツアーレベルのデビュー戦で印象的な番狂わせ「まだ信じられない」 [アブダビ・オープン]

写真はツアー本戦白星デビューを飾った17歳の園部八奏(与野テニスクラブ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月3~8日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、17歳の園部八奏(与野テニスクラブ)が世界ランク55位のユアン・ユエ(中国)を6-4 6-3で下してツアー本戦白星デビューを飾った。

 第3ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取した園部は第2セットで0-3とリードを許したが、そこから最後の6ゲームを連取して1時間35分で勝利を決めた。

 左利きで174cmと日本人としては恵まれた体格から繰り出す攻撃的なプレーが持ち味の園部は思い切りのいいショットを打ち込んで32本のアンフォーストエラーを犯したが、それを上回る36本のウィナーを決めてユアンを圧倒した。

 1月の全豪ジュニアで初タイトルを獲得してジュニア世界ランク2位となった園部は2年連続でワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り出場した予選の1回戦で世界93位(1月27日付)のヘイリー・バティスト(アメリカ)を6-3 6-1で破ってトップ100の選手から初勝利を挙げ、予選決勝では同101位のクリスティーナ・ブクサ(スペイン)を6-3 6-3で退け初の本戦入りを決めていた。

 ツアーレベルのデビュー戦で印象的な番狂わせを演じたWTAランキング837位の園部はオンコートインタビューで感想を聞かれ、「とてもうれしいです。まだ信じられません」と初々しく答えた。

 園部は次のラウンドで、第7シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)とオンス・ジャバー(チュニジア)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合ではルル・スン(ニュージーランド)、アシュリン・クルーガー(アメリカ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、予選勝者のケイティ・ボリネッツ(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

 第5シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)は同胞のクデルメトワに7-5 1-6 6-7(5)で逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。

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写真◎Getty Images

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