ナダルとフェデラーがストレート勝利、ディミトロフは3つマッチポイントをはね返して、それぞれ3回戦へ [上海ロレックス・マスターズ]
中国・上海で開催されている「上海ロレックス・マスターズ」(ATP1000/10月8日~15日/賞金総額592万4890ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)を6-2 6-1で破り、3回戦に進んだ。この試合のナダルは、自身のサービスゲームでわずか4ポイントしか落とさなかった。
世界1位のナダルと2位のロジャー・フェデラー(スイス)が揃って初戦でストレート勝利をおさめた。第1シードから第8シードは1回戦がBYE(免除)で、2回戦が初戦となる。
「すごく早い試合だったね」とナダルは言った。ナダルは先週の北京で、今年6度目のタイトルを獲得したばかりだ。「第6ゲームで早めのブレークをすることができてよかった。それ以降はすごくいいプレーができた。あまりミスをおかさず、アグレッシブにプレーすることができた」。
第2シードのフェデラーは2度目のマッチポイントを、この日14本目のサービスエースで仕留め、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を7-6(4) 6-4で倒した。
「コートに足を踏み入れたときから、簡単な試合にはならないだろうとわかっていた。というのも彼はここ数週間、数ヵ月、素晴らしいプレーを見せていたからね」とフェデラーは言った。「彼は自信を持っていた。ミスを減らし、何の問題も抱えていなかった。サービスもよかったし、正しい判断を下していた」。
「彼が自信を持っていることは対戦相手にも伝わってくる。今日、僕はそれを感じたし、各セットで勝負が長引くにつれ危険になっていった」
ナダルとフェデラーはふたりとも、年末ランキングで1位を取り得る位置にいるが、今週それを決め得るのはナダルだけだ。ナダルは、もしキャリア初の上海のタイトルを獲得し、フェデラーが準決勝に進む前に敗れれば、シーズン末までナンバーワン・ランキングを保持することが保証されるのだ。
より早い時間帯に行われた試合では、第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が3つのマッチポイントをしのぎ、ライアン・ハリソン(アメリカ)を3-6 6-3 7-6(6)で下した。
「この試合は、僕が何としても勝ちたいと思う類の試合だった。試合を通してフィーリングがよかったんだよ。彼がいいプレーをしていた第1セットのあとですら、そう感じた。僕はただ、試合全体を通して、自分の進む道を見つけなければならなかった」とディミトロフは振り返った。
46位のハリソンは、第3セットで一時4-2とリードし、それからタイブレークでも6-3として王手をかけた。しかしディミトロフは、最後の5ポイントを連取して、この危機を切り抜けた。
「(相手がつかんだマッチポイントで)僕はただ、ひるまず強気にいく必要があった」とディミトロフは言った。「自分のマッチポイントでは、ファーストサービスを入れなければならなかった。さもなければ、彼が叩いてくることはわかっていたからね」。
一方、USオープン準優勝者で第11シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、ヤン レナード・ストルフに6-7(5) 6-7(2)で敗れた。
第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、わずか4ゲームと13分のあとに、3回戦進出を決めた。対戦相手のアルヤズ・ベデネ(イギリス)が0-4の劣勢に立たされているときに、右膝の故障を理由に棄権したのだ。
相手の途中棄権で1回戦をクリアしていた予選勝者のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)は、この日、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)を7-6(4) 1-6 6-4で下し、3回戦に進出した。彼はそこでフェデラーに挑戦する。
また、ジル・シモン(フランス)、第10シードのサム・クエリー(アメリカ)、第12シードのジョン・イズナー(アメリカ)らも3回戦に駒を進めた。シモンは、先週の楽天ジャパンオープンで初のATP500大会の優勝を飾ったばかりの第8シード、ダビド・ゴファン(ベルギー)を7-6(4) 6-3で下す番狂わせに成功。クエリーは、同胞のフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 7-6(7) で退けた。イズナーは、19歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)に、7-6(2) 7-6(9)で辛くも競り勝った。(C)AP(テニスマガジン)
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