キリオス、1回戦の途中棄権の一件で3万1085ドルの罰金 [上海ロレックス・マスターズ]

 水曜日、ニック・キリオス(オーストラリア)は、前日の「上海ロレックス・マスターズ」(ATP1000/10月8~15日/賞金総額592万4890ドル/ハードコート)のシングルス1回戦で、説明なくコートから歩き去ったことをとがめられ、ATPから3万1085ドルの罰金を言い渡された。

1回戦の第1セットが終了した時点で、突如棄権したニック・キリオス(オーストラリア)
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 10: Nick Kyrgios of Australia plays a forehand during the Men's singles mach against Steve Johnson of United States on day 3 of Shanghai Rolex Masters at Qi Zhong Tennis Centre on October 10, 2017 in Shanghai, China. (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

 第13シードのキリオスは火曜日の対スティーブ・ジョンソン(アメリカ)戦で、第1セットを6-7(5)で落としたあと、ただちにジョンソン、そして審判と握手すると、荷物をまとめてコートから立ち去った。

 キリオスは、棄権したあと医師の元を訪れなかったことから、彼の1回戦の賞金額にあたる2万2085ドルの罰金を科せられた。ATPのルールによれば、故障した場合には医師の診察を受けることが義務付けられているのだという。彼はさらにスポーツマンらしからぬ行為のため、追加的1万ドルの罰金も科せられた。

 記者会見などは行われなかったものの、キリオスは試合放棄の数時間後、ツイッターを通して謝罪し、腹痛と肩の痛みに苛まれていたのだと説明していた。

 キリオスは第1セットの第12ゲームで、カッとなって2つのボールを叩いたことで警告を受けていた。さらにタイブレークの間、彼は不適切な言葉を吐いたかどで、1ポイントを剥奪されていた。

 なおキリオスはダブルス出場も取り消した(パートナーはフランスのルカ・プイユ)。(C)AP(テニスマガジン)

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