オーストラリアン・オープン主催者、来年の大会でセレナ・ウイリアムズが復帰と公言
オーストラリアン・オープンの主催者は、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がタイトル防衛のため、来たる1月に復帰を果たすと予見している。
大会の賞金増額を発表するため、火曜日に行った記者会見で、トーナメント・ディレクターのクレイグ・タイリーは、セレナは来年1月15日から28日までオーストラリア・メルボルンで開催されるオーストラリアン・オープンでプレーすることを予定している、と言った。
セレナは、姉ビーナスを決勝で倒した今年1月の同大会で、すでに妊娠していた。彼女は9月に女の子を出産し、アレクシス・オリンピア・オハニアン・ジュニアと名付けている。また以前に彼女は、2018年初めからツアーに戻るつもりだと発言していた。
もしセレナが復帰するのがメルボルンでだとしたら、彼女はより多くの賞金のためにプレーすることになる。
大会の賞金総額は、5000万豪ドル(約4270万米ドル)に増額され、男女のシングルス優勝者は、それぞれ昨年と比べ20%増となる400万豪ドル(約310万米ドル、換算レートにより変動)を受け取ることになる。
タイリーは、セレナはタイトルを防衛するため、すでに練習を再開している、ともコメントした。
「セレナは戻ってくる」とタイリー。「私たちは彼女を歓迎する日を心待ちにしているし、彼女がグランドスラム大会優勝数の記録を破る旅を続けることを、楽しみにしている」と言った。
セレナは、オープン化以降の記録として、シュテフィ・グラフ(ドイツ)の前記録を抜いて単独1位となる「23」のグランドスラム・シングルス・タイトルを獲得した。プロ化以前の全時代を合わせると、マーガレット・コート(オーストラリア)が最多の「24」タイトルを記録している。
男子に関して言えば、タイリーは先の1月に決勝を戦ったロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)と並び、6度の全豪優勝経験を持つノバク・ジョコビッチ(セルビア)、元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)という、ともに今年故障に苦しめられていたふたりも、2018年大会でプレーすることになる、と明言した。
「すべてのトッププレーヤーたちと連絡をとってきた。そしてトップ100の男女がもれなくオーストラリアン・オープンに戻ってくるだろうと発表できることをうれしく思う」とタイリーは言った。
2018年オーストラリアン・オープンの女子シングルスのトロフィは、ビリー ジーン・キング(アメリカ)が手渡す予定になっている。これはキングが最初の全豪優勝を遂げてから50周年記念の大会でもある。(C)AP(テニスマガジン)
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