ナダルがマッチポイント2本をしのいで初戦突破 [チャイナ・オープン]


 
 中国・北京で開催されている「チャイナ・オープン」(ATP1000/9月30日~10月8日/賞金総額302万8080ドル/ハードコート)の男子シングルス初戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)は2回戦進出を決める前に2本のマッチポイントをしのがなければならなかった。

 先月のUSオープン優勝以来の公式戦をプレーした世界1位のナダルは火曜日、ルカ・プイユ(フランス)に4-6 7-6(6) 7-5で逆転勝ちした。

初戦でルカ・プイユ(フランス)に逆転勝ちしたラファエル・ナダル(スペイン)
BEIJING, CHINA - OCTOBER 03: Maria Sharapova of Russia attends a press conference after her defeat against Ekaterina Makarova of Russia on day four of the 2017 China Open at the China National Tennis Centre on October 3, 2017 in Beijing, China. (Photo by Zhe Ji/Getty Images)


 プイユは第2セットのタイブレークで6-4とリードし、2つのマッチポイントを手にした。しかしナダルはそこから4ポイントを連取してセットをもぎ取り、試合をひっくり返すことに成功した。

「この前言った通り、非常に厳しい1回戦になった。」とナダルは言った。ナダルは、2016年のUSオープンでプイユに5セットの戦いの末に敗れていたのだ。

「彼はいいプレーをしていたと思う。非常にアグレッシブでサービスもよかった。僕にとって出だしが少し難しかったが、その後、プレーがよくなり始めたと思う。だがそれでも、試合を通してほとんどずっと、試合を自分のコントロール下においたと感じることができなかった」

 最終セットで、ナダルはプイユのサービスをブレークして6-5とリードを奪い、それから自分のサービスをキープして試合を締めくくった。

 今季、57勝9敗の戦績を誇るナダルは、フレンチ・オープン、USオープンを含め5つのタイトルを獲得し、ツアーのトップを走っている。彼は2005年、まだ十代だったときにチャイナ・オープンで優勝しており、北京では21勝5敗の戦績だ。

 ナダルは木曜日に予定されている2回戦で、カレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。ハチャノフはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した地元選手のウー・ディ(中国)を6-4 6-2で倒した。

 またこの試合に先立ち、同じくワイルドカードで出場のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)はパブロ・クエバス(ウルグアイ)を7-6(4) 6-4で破って勝ち上がった。

「勝つには十分だった。試合の重要な瞬間、タイブレークと、第2セットの最終ゲームでいいプレーができた」とデル ポトロは言った。2009年USオープン・チャンピオンは、手首の手術を経て、昨年ツアーに復帰した。

 そのほか第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第6シードのジョン・イズナー(アメリカ)、第7シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、第8シードのニック・キリオス、レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)も2回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

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