ジョコビッチは若く新しい選手の登場を歓迎「テニス界にとってポジティブなこと」 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の本戦7日目は、男女シングルス3回戦残り試合と男女ダブルス2回戦などが行われた。
 
「いつ敗退してもおかしくない。誰でも知っている選手もいれば一度も見たことがない選手もいるから、ちょっと信じられないわ」と語っていたのは2016年の優勝者で第11シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)だ。彼女はこの日最後となった試合で、世界ランク57位のダニエル・コリンズ(アメリカ)に5-7 6-2 4-6で敗れた。

 男子では予選から勝ち上がってきたダニエル・アルトマイアー(ドイツ)とセバスチャン・コルダ(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユーゴ・ガストン(フランス)、ヤニク・シンネル(イタリア)の4人が初出場ながら4回戦進出というオープン化以降では2度目の快挙を成し遂げている。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 女子でもナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)とマルチナ・トレビザン(イタリア)のふたりが予選から16強入りを決めており、この日は世界87位のパウラ・バドーサ(スペイン)が2017年女王のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-4 6-3で倒して6度目のグランドスラム本戦でベスト16に躍進した。

 22歳のバドーサは、5年前の2015年にロラン・ギャロスのジュニアの部でチャンピオンに輝いていた。

「テニス界にとって、若くて新しい選手の登場は喜ばしいことだ。当然ながらビッグネームも必要だし、テニスファンの興味を引く有名選手も勝ち上がらないと困るだろう。だが、それと同時に大きな舞台で若い選手が出場して足跡を残すのは、テニス界にとってポジティブなことだ」と男子の世界ナンバーワンであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)は新たな選手たちの活躍を歓迎している。(APライター◎ジョン・レスター/構成◎テニスマガジン)

※写真はパウラ・バドーサ(スペイン)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 03: Paula Badosa of Spain plays a forehand during her Women's Singles third round match against Jelena Ostapenko of Latvia on day seven of the 2020 French Open at Roland Garros on October 03, 2020 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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